記者会見参議院選挙

森山幹事長ぶら下がり会見

2025年9月7日(日)19:01~19:15
於:党本部平河クラブ会見場

質疑応答

Question
テレビ東京です。石破総理が先ほどの記者会見で辞任を表明されました。幹事長の受け止めをお願いします。また、石破総理の会見でも説明がありましたが、自民党では明日、臨時総裁選の実施に向けた書面提出の手続きが予定されていましたが、この手続きは中止となることでいいのか確認させて下さい。
Answer
先ほど、石破総裁が自民党の総裁を辞任する旨の記者会見をされました。私も記者会見を見ながら、幹事長として総裁を支え切ることができなかったとことを大変申し訳なく思います。また、一年間に渡って重要な政策課題に果敢に挑戦され、色々な実績を残してこられたことを思うときに、非常に申し訳ない気持ちであります。
また、党則の六条4項による総裁選の手続きを両院議員総会で両院議員総会長の有村先生と幹事長の私から総裁選挙管理委員会に対して、手続きを進めていただくようにお願いしてきたところでありますが、党則六条4項による総裁選の必要が無くなりましたので、明日8時半から役員会を開かせていただき、有村両院議員会長・逢沢総裁選挙管理委員長にもご同席を頂いて、4項による手続きを中止していただくお願いをさせていただきたいと思います。その後、六条2項による総裁選挙の手続きが始まると理解をしています。
Question
NHKです。石破政権の一年間を振り返って石破政権の成果というものはどのようなところにあったとお考えでしょうか。また、先ほど石破総理大臣は会見で道半ばだと悔しさを滲ませておられました。この発言に対しての受け止めもあわせてお願いいたします。
Answer
やはり、トランプ関税の問題というのは非常に政治的にも、判断の難しい課題であったと思いますけれども、総理の指導の下に一定の解決をみることが出来たのは非常に良かったと思います。また、地方創生に非常に情熱をもって取り組んでいただき、そのことを基礎自治体も一緒になって地方創生をやり上げようという空気が醸成されてきたことも非常に良いことだったと思います。また、農業問題につきましてもコメの価格の問題が一つあり、海外からのコメの輸入が驚くべき数字で増えています。日本で水田農業を引き続きやれるのかという課題も考えなければならないぐらい、私は大きな課題だと思います。そのことにも真摯な取り組みを何年も続けてこられましたし、一つの方向を見出してこられたというのは、評価に値することではないかなというふうに思っています。
また、私の選挙区もそうでありますが、鹿児島県や熊本県や石川県も含めて、豪雨の災害が発生しておりますけれども、現場の声をしっかり受け止めていただいて、政府として判断すべき判断をスピーディにやってくださって地方の災害を受けられた方々に非常に勇気を与えてくださったなと思いますし、一日も早い復旧復興へとさらに努力をしなければなりませんが、大きな道筋ができたのではないかと、そう思っております。
Question
時事通信です。総裁選についてお伺いします。いつまでに実施すべきか、またその方式、フルスペックが相応しいかなど、現時点での幹事長のお考えをお聞かせください。
Answer
まず、基本的には六条4項で総裁選挙をやる予定で色々な計画が進んでおりましたので、それを出来るだけ踏襲することがいいのではないかというふうに思っています。
また、フルスペックでやるかということでございますが、この問題につきましては、役員会での議論も経なければなりませんけれども、出来るだけ、党員の皆さんが、直接ご参加をいただける形を模索することは大事なことだと思っております。ただ、総理は国会の議決を頂かなければなりませんけれども、総裁になられる方に可能性が非常に高いわけでございますから、そういう意味では、政治が停滞することなく、しっかりと対応するということが政権を預かっている我々の責任であると思いますので、出来るだけそのことを考えながら対応をしたいと思います。
Question
朝日新聞です。7月の参議院選挙の後、石破総理の進退や前倒しの総裁選の是非をめぐって党内を二分するような状態が続きました、こうした党内の状況を幹事長はどのようにご覧になっていたかお聞かせください。
Answer
私は、党内議論は活発であるべきだと基本的には思っております。ただ、党が二分するようなことがあってはならないと思います。自民党は国民政党でございますから、各界各層色々な意見があることはよく承知をしておりますけれども、自民党の先輩達はそのことをしっかり受け止めて、党を一致団結させながら政策の実現に努力をしてこられた歴史がありますので、このことを我々はしっかりと回顧し、認識して今後とも議論はしますけれども、方向が決まったらみんなで一緒に前進をする政党であり続けなければならないのだと思います。そのことが非常に大事なことなのではないか、そう思っております。
Question
読売新聞です。これまでの経過についてお聞きします。今回の党内の政局を通じて、自民党の党則において、総裁を直接辞めさせる規定がないということを問題視する声も一部には出ておりました。こういった声に対して、幹事長はどのようにお考えになりますでしょうか。
Answer
党則六条の4項がそうではないのでしょうか。だから、そこを目指して手続きをしてこられたということじゃないですか。ないということはないと思います。それを発動するかどうかという判断は別ですけれど、党則としては過半数の方が申し入れをされれば、その手続きが進むということではないでしょうか。
Question
共同通信です。総理の退陣の意向については、いつどのような形でお伝えされたのか、可能な限り教えていただけますでしょうか。その際、ねぎらいの言葉などあればお願いいたします。
Answer
総理から、今日の14時57分ごろ、直接お電話がございました。今日の6時からの記者会見をされるという話とその中で進退については今日ご発言のような発言をされる旨の話があり、それに党として対応が出来るようにという指示がございました。