2025年9月8日(月) 8:56~9:02
於:党本部平河クラブ会見場

会見を行う森山裕幹事長
【冒頭発言】
本日の臨時役員会の概要について報告いたします。
石破総裁からは、この度、自由民主党総裁の職を辞することとしました。選挙の責任を取らなければならないが、しかるべき時期に決断するということを申しあげており、昨日の会見でも申し上げましたが、大変厳しい日米関税交渉に目処がつくのが、しかるべき時期だと思っていたが、交渉しているときに、この政権が終わるなどと申すと、交渉にならないので申し上げられなかった。いろいろと皆様方にはご心配をおかけし、全て私の責任である。お詫びと感謝を申し上げる。
したがって党則六条4項に基づく臨時総裁選の要求の手続きを中止し、党則六条2項に基づく臨時総裁選の手続きを進めていただきたい。新総裁が選ばれるまでの間、国民の皆様方に対して果たすべき責任を確実に果たしていき、新総裁・総理に託したいと思う。この間、辞表・進退お伺を出しになった方がいらっしゃるが、このような事情なので、新しい役員が決まるまでの間、引き続きその職を務めていただきたい。
私(森山幹事長)からは、党則第六条4項の取り扱いについて申し上げました。ただいま石破総裁より総裁辞任のご意向が示されました。したがって、私と有村両院議員総会長より総裁選挙管理委員会へお願いをしておりました党則第六条4項に基づく臨時総裁選の要求確認は行わないことといたします。逢沢総裁選挙管理委員長、有村両院議員総会長におかれては、対応方をよろしくお願いします。今後、党則第六条2項に基づく総裁選挙が行われることになりますので、総裁選挙管理委員会におきまして、速やかに対応をお願いいたします。
役員の任期について申し上げました。党則第八十一条により役員は、その任期が終了した後も、後任者が決定するまで引き続きその職にあるとされておりますので、役員の先生方におかれましてはご協力をよろしくお願いします。と申し上げ、本日の臨時役員会は終わりました。
臨時役員会の報告は以上でございます。
質疑応答
- 時事通信です。総裁選のスケジュールに関してお伺いします。政治的空白を生まないためにも早期の総裁選が求められています。スケジュール決定に向けた今後の党内手続きの段取りについて、今のお考えをお聞かせください。
- 今後、総裁選管理委員会で議論がなされ、決定をしていくものと承知しております。できるだけ早く選挙管理委員会で議論をしていただけるように、どういう形でやるのかということは、明日の総務会にお諮りをしてご理解をいただくスケジュールで対応したいと思っています。
- 時事通信です。解党的出直しに関してお伺いします。参院選の総括報告書では、解党的出直しへの言及がありました。これから総裁選が行われることになりますが、どのようなテーマが論点となるべきか、幹事長のお考えを聞かせてください。
- 自由民主党は、地域に根ざした国民政党であります。いかにして国民に寄り添い、暮らしの安心を確実に届けることができるのか。そうした立党の原点に立ち返った議論がなされることを期待しておりますし、また、外交につきましても非常に難しいときを迎えておりますので、いろんな角度から議論をしていただくということは、国民の皆さんの理解を得るために必要なことではないかと思います。