2025年9月9日(火) 10:05~10:13
於:党本部平河クラブ会見場

会見を行う森山裕幹事長
【冒頭発言】
本日の役員連絡会の概要について報告いたします。
私(森山幹事長)からは、総括委員会に関連して、先週火曜日に両院議員総会を開催し、参議院選挙の結果分析と課題を取りまとめた総括委員会の検証結果を報告いたしました。取りまとめにあたり、ご尽力いただいた関係者の皆様に、改めて感謝申し上げます。
総裁選に関連して、昨日の臨時役員会において、石破総裁より総裁辞任のご意向が示されました。よって、私と有村両院議員総会長からお願いをしておりました党則第六条4項に基づく臨時総裁選の実施要求に関しては、昨日総裁選挙管理委員会の議を経て、総裁選の実施要求の確認は行わないこととなりました。
今後、総裁選挙管理委員会の下で、党則第六条2項に基づく総裁選挙の実施に向け、手続きを進めていただきたいと思っています。
その上で、総裁選の実施方式については、昨日の執行部による協議の上、また、総裁のご意向も確認する中で、全国の党員・党友の皆様の声を直接反映する「総裁の公選」、いわゆるフルスペックの選挙を通じて、新たな総裁を選出することが最も望ましいと考えています。
今般の総裁選は、わが党が「解党的出直し」を図り、新たな時代の国民政党として前進するための重要な機会だと思っておりますので、役員各位のご理解を、よろしくお願いいたしますと発言いたしました。
役員の任期につきましては、党則第八十一条により「役員は、その任期が終了した後も後任者が決定するまで、引き続きその職にある」とされておりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたしますと発言いたしました。
坂本国対委員長、石井参議院国対委員長から、国会関係の動きについて、ご報告がありました。
松山参議院会長からは、総裁選挙が行われることになったが、政治の空白は許されないので、参議院としても、やるべきことをしっかり行っていくとの決意が示されました。
渡辺選対委員長代理からは、一昨日行われた茨城県知事選挙と三重県知事選挙において、それぞれ、わが党が推薦した現職が再選された旨、ご報告がありました。
小野寺政調会長からは、本日は「米国の関税措置に関する総合対策本部」を開催し、赤澤大臣から、日米協議の結果等について報告をいただき、明日は、災害対策特別委員会で、「豪雨等災害対策会議」を開催するとのご報告がありました。
鈴木総務会長からは、総務会は、本日11時より開催し、執行部からの報告などを予定しているとのご報告がありました。
今日、11時からの総務会でフルスペックの総裁選をやることのご確認をいただき、そのことを総裁管理委員会に申し上げて総裁選挙管理委員会は、そのことをもとに総裁選挙日程を決めてくださると思います。その日程につきましては明日の総務会でご報告を申し上げ、確認をいただきたいと思っています。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- NHKです。冒頭ご紹介のあった手続きの関係を確認させてください。総裁選の形式については今日の総務会で決まり、日程については明日の総務会で決まるという理解でよろしいでしょうか。
- はい。フルスペックでやるということの確認を総務会でいただいて、それに基づいて日程を決めていただくということになりますので、それは明日の総務会でお諮りをするということになると思います。
- テレビ朝日です。参院選で公約として掲げた2万円の給付についてお伺いします。現在、制度設計を政調会長に指示している段階だと思いますが、石破政権の間に与党案を取りまとめるお考えはあるのでしょうか、また、ある場合、給付額を変更する考えはあるのでしょうか。
- 小野寺政調会長を中心に、政調会において検討を続けていただいていると理解しておりますので、具体的な方向性について私から申し上げることは差し控えたいと思います。
- 時事通信です。改めてになりますが、総裁選についてお伺いします。手続き面を含めた動きが本格化することになるが、総裁選を通じた議論に期待することをもう一度お聞かせください。
- 昨日、お答えした通りですが、自由民主党は、地域に根差した国民政党ですので、国民の皆様のお気持ちに寄り添い、暮らしの安心を確実に届けるという、立党の原点に立ち返った議論がなされることを期待したいと思っております。また災害対応や物価高対策、不確実性を増す国際情勢への対応など、国内外の重要政策につきましても、総裁選を通じて、しっかりとした議論がなされることが重要ではないかと思っています。