記者会見総裁選挙米国賃上げ国会選挙

役員会・役員連絡会後 森山幹事長記者会見

2025年9月16日(火) 10:24~10:34
於:党本部平河クラブ会見場

会見を行う森山裕幹事長

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【冒頭発言】

本日の役員会・役員連絡会の概要について報告いたします。
石破総裁からは、役員各位の日頃の党運営に感謝申し上げる。
5日(金)、米国関税措置に関し、投資に関する日米了解覚書が署名され、関税引下げの大統領令も発出され、本日午後13:01より適用される。
8月には、私の指示により、延べ1万を超える事業者等に対し、各省庁から説明・対話を実施した。小野寺政調会長からご要請があった産業・雇用への影響分析は、経済財政諮問会議において報告することとしたい。これを踏まえた中小企業などへの必要な支援に引き続き万全を期して参りたい。
最低賃金に関して、5日(金)、全都道府県で最低賃金が取りまとめられた。6.3%、過去最大の66円の引上げとなり、全国加重平均は1,121円となる。同日発表された7月分の実質賃金も、7か月ぶりのプラスとなった。
業務改善助成金の対象拡大やものづくり補助金の優先採択など、中小企業・小規模事業者に対して強力な後押しを行う。周知広報の徹底など、環境整備に取り組んでいく。
地方創生2.0、防災、物価高対策について、2日(火)、新地方創生本部を開催した。「基本構想」の実現に向け、具体的取組を着実に進めるよう各省庁に指示した。
先週、3回にわたり、全国の知事との忌憚ない意見交換を実施。新体制にも地方創生の取組を引き継いで頂きたい。
10日(水)、政調会長、坂本災害特別委員長代理等から、豪雨災害に係る申入れを頂いた。政府として適切に対応したい。
これまで講じている物価高対策が「どれだけ届き、本当に効果的なものとなっているか」「それでもなお何にお困りか」、政調会長に把握・検証をお願いした。
来週は、諸般の事情が許せば、国連総会に出席したい。
新たな総裁・役員が決まるまでの間、役員各位におかれても、全力を尽くしていただくよう、よろしくお願いするという発言がございました。
私(森山幹事長)からは、総裁選に関連して発言いたしました。皆様のご理解もいただいて、先週の総務会において実施方式や日程等が決定し、来週から総裁選挙が始まる。
これと併せ、与党として国政に遅滞なきよう、米国の関税政策や災害への対応など、政府と連携しながら政策を着実に進めていかなければならないと考えているので、役員各位のご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げた。
なお総裁選期間中、役員会・役員連絡会は開催しない。次回の開催については、改めてご連絡をさせていただくと申し上げた。
坂本国対委員長、石井参議院国対委員長から、米国の関税措置について、衆参それぞれ、先週と今週で、予算委員会を開き質疑を実施することについて、ご報告がありました。
松山参議院会長からは、先週開いた、予算委員会についてご報告がありました。
木原選対委員長からは、国政補欠選挙に関して、昨日までに、欠員はなかったので、この秋は行われないこと、また、昨年の衆院選及び今夏の参院選は現在、一票の較差の訴訟中であり、この間は公職選挙法の規定により補欠選挙が行われないが、衆院選の訴訟判決が今月、最高裁において下される予定であるので、これ以降は、衆議院の選挙区選出議員に欠員が生じた場合、来春以降に補欠選挙が実施される旨、ご報告がありました。
小野寺政調会長からは、先週、石破総理より、これまで講じてきた物価高騰対策の実施状況について、党政調で確認し、今後の課題等について議論を行うよう指示があった。
これを受け、本日の政調全体会議では、政府側からこれまでの対策の実施状況や予算の執行状況について報告を受けたうえで、今後の課題について議論を深め、10月以降の対応につなげて参りたい。
鈴木総務会長からは、総裁選挙期間中の総務会は、案件がない限り、開催しないとのご報告がありました。
役員会・役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
読売新聞です。企業団体献金についてお伺いします。企業団体献金の受け皿となる政党支部の実態調査について、幹事長としてはいつまでに終えるお考えでしょうか。政党支部が多すぎるという指摘に対し、幹事長はどのような整理の仕方をお考えでしょうか。
Answer
現在、確認を進めているところだと承知しております。ご承知の通り、政党によって成り立ちや歴史が異なっております。国民政党である我々自由民主党は、国会議員のみならず、地方議員それぞれが切磋琢磨しながら、党勢拡大に努力を重ねているところであります。こうした全国の所属議員、党員・党友、そして友好団体の皆様方の草の根の活動をしっかりと踏まえながら、丁寧な調査を行って参りたいと考えております。
Question
時事通信です。総裁選への出馬表明が相次いでいます。総裁選の投開票終了後を含めて、幹事長は支援する候補や投票先を明らかにする考えはあるかお聞かせください。
Answer
ございません。
Question
時事通信です。立憲・安住幹事長についてお尋ねします。安住幹事長とはお互いに国対委員長として協議をした関係だが、就任の受け止めをお願いします。また、安住氏は物価高対策などで自民党との協議を求めていますが、応じるお考えがあるかお聞かせください。
Answer
安住幹事長とは、国会対策委員長の時代もそうでありましたし、先の国会の予算委員長としてもそうでございましたが、公明正大で、大変気骨のある方だと承知しております。
物価高対策や不確実性を増す国際情勢への対応など、与野党の壁を越えて解決すべき重要な課題もございますし、社会保障の維持をどうしていくかという大きな課題もございますから、是非とも、真摯な協議を進めていただければと考えております。