2025年1月27日(月) 18:31~18:47
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長

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【冒頭発言】

本日の役員会の概要を報告いたします。
石破総裁からは、本日から代表質問が始まり、与党のトップバッターとして幹事長に質問いただいた。感謝申し上げるという言葉がございました。
国会の論戦がこれから本格化していく。責任与党として全力を挙げる必要がある。政府としても、誠心誠意、対応して参りたいので、よろしくお願い申し上げる。
幹事長、政調会長をはじめとして、他党との政策協議を進めていただいている。わが党としての考え方もまとめていく必要がある。引き続き、合意形成に向け、よろしくお願いしたい。
この国会において、予算が一日も早く成立できるよう、役員各位の御協力を宜しくお願いする。
また、大阪関西万博の成功に向けて、主催国として、その責任を果たすために皆様のお力を賜りたい。
私(森山幹事長)からは、先週、施政方針演説が行われ、直面する現実と向き合い、日本のあるべき姿と課題解決に向けた政策を示された、総理の強い決意が込められた演説だったと思います。
今国会、まずは与党として、「令和7年度予算案」をしっかりと成立させることが重要だと考えています。
また、提出が予定される法案や条約の成立にも万全を期したいと思いますので、役員各位のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
選挙については、昨日投開票が行われた岐阜県知事選挙や沖縄市長選挙では、わが党の推薦候補が勝利し、また北九州市議選においても、現有議席を維持することができました。関係者のご協力に感謝申し上げます。
坂本国対委員長と磯崎参議院国対委員長代行からは、今週の本会議日程等について、ご報告がありました。
武見参議院会長と松山参議院幹事長からは、明日の代表質問に武見会長が立たれるとのご報告とともに、昨日行われた沖縄市長選の結果と意義についてのご発言がありました。
木原選対委員長からは、昨日行われた岐阜県知事選挙、山形県知事選挙、北九州市議会議員選挙、沖縄市長選挙の結果について、それぞれご報告がありました。
特に、沖縄市長選挙については、与野党一騎打ちを制し、今後の選挙の弾みになるとの報告がありました。
小野寺政調会長からは、今週の政審の予定等について、ご報告がありました。
鈴木総務会長からは、次回は、今週31日(金)に総務会を開催するとのご報告がありました。
役員会の概要は以上です。

質疑応答

Question
読売新聞です。地方選挙のことで伺います。昨日投開票された沖縄市長選では、おっしゃられた通り自民党推薦候補が勝利しました。また北九州市議選でも改選前の議席数を維持しました。幹事長としてこの結果をどう評価されますでしょうか。また党勢回復の糸口になるとお考えでしょうか。
Answer
沖縄市長選挙にいたしましても、北九州の市議選にいたしましても、やはり候補者、後援会、そしてまた自民党の支持団体と全力を挙げて戦った成果であったと思っております。今後のことにつきましては、やはり選挙は必死に政策を訴えていくということが大事なことですし、日常活動をしっかりやるということが、選挙の勝利の常道でございますので、そのことを我々は忘れないように頑張っていかなければいけないと思っております。各県連でも、色々分析をいただいて、参議院選挙また、都連におきましては議会議員選挙等、大事な選挙が続きますので、しっかり頑張れるように、党本部としても対応していきたいと思います。
Question
読売新聞です。特に沖縄市長選挙についてお伺いしますが、沖縄市長選挙では、自民公明推薦の候補がオール沖縄の候補を破りました。先週の宮古島市長選挙でも、こちらは保守分裂でしたけれども、オール沖縄候補を破って、事実上の2連勝と言ってもいいのではないかと思います。沖縄でこうした流れが続いている要因について、幹事長として何か思うところがありましたらお聞かせください。また、参院選挙にどう繋げていくか、お考えを教えてください。
Answer
沖縄の場合には、経済界を含めて、皆さんがご理解をいただいて、県連が中心になり、各後援団体、そしてまた公明党さんとの選挙協力が非常に上手くいった結果だったと思っています。
Question
NHKです。今日の本会議での代表質問を終えて受け止めをお願いいたします。
Answer
代表質問におきましては、私も今日質問に立たせていただいたところでありますけれども、内政外政の諸課題について、幅広く質問をさせていただき、また、総理から的確なご答弁をいただけたと思っております。大変丁寧で具体的な答弁をいただけたと思っております。
Question
NHKです。政府の戦後80年談話について伺います。公表を巡って与党内で賛否がわかれていますけれども、談話発表の是非について幹事長のお考えをお聞かせください。
Answer
戦後80年談話につきましては、政府として正式に公表を決定されたとは承知しておりませんし、また政府の談話について党の幹事長として何か申し上げる立場にはありませんのでご理解いただきたいと思います。
Question
朝日新聞です。核禁止条約についてお伺いします。3月の締約国会議に政府がオブザーバー参加を見送り、与党議員を派遣する方向を週末に各社が報じました。派遣をする場合、自民党としては初めてになると思いますが、その場合どういう人選でどういった関わり方をするのが望ましいとお考えかお聞かせください。
Answer
わが党に対してそのような相談があったとは承知しておりません。また政府から何か打診もございませんので、私から何か申し上げることは差し控えたいと思います。
Question
時事通信です。103万円の壁についてお伺いします。昨日のNHKの日曜討論で佐藤幹事長代理と公明の西田幹事長は2月中旬に向けて協議が大詰めを迎えるなどという趣旨の発言をしました。党として今後どのように協議を進めていくか、今のお考えをお聞かせください。
Answer
様々な政策課題について、現在、与野党間で協議を重ねているところであります。引き続き、各党各会派のご意見に真摯に耳を傾けながら、一致点、相違点を整理し、合意形成を目指していくことに尽きるのではないかと思っています。
Question
時事通信です。選択的夫婦別姓に関してお伺いします。総理が26日放送のインターネット番組で、各種世論調査では、同姓維持は別姓容認より支持が多いとして、折衷案というか、それもありうべしという発言をしました。今後党としてどのように議論を進めるのか、改めてお考えをお聞かせください。
Answer
石破総理は選択的夫婦別姓については、様々な考え方があり、各党間での議論が必要であるという趣旨で発言されたのではないかというふうに思います。わが党は、逢沢一郎議員を座長とする氏制度のあり方に関する検討ワーキングチームにおいて、検討を進めることになっておりますので、まずはその結論を見守ってまいりたいというふうに考えています。
Question
中国新聞です。特定枠についてお伺いします。党本部は昨年12月、島根鳥取両県の特定枠の公認は原則1回限りとする指針を、森山幹事長名の文書を出していますけれども、その狙いを教えてください。また特定枠制度が設けられた当初にはそうした考えがなく、参院選半年前の時期に急遽示された方針に、地元から強い反発の声が上がっていることへの受け止めを伺います。
Answer
次の参議院選挙に向けて、参議院において合区解消を目指して努力を重ねていただいておりますが、残念ながら次回も合区選挙区での実施となると思っております。わが党としては、緊急避難措置として導入した合区が解消されるまでの間は、比例特定枠の活用により、自民党として、実質、1県1代表を確保することが重要だと考えております。次回で3回目となる特定枠制度につきましては、その活用方法について様々な考え方がありますので、それらを総合的に勘案して、特定枠で当選した参議院の公認は、その特殊性に鑑みて、原則として1回限りとすることといたしました。地元の理解が得られるように引き続き、各県連と丁寧な相談を重ねてまいりたいと考えております。
Question
毎日新聞です。企業団体献金についてお伺いします。自民党の河野洋平元総裁が毎日新聞のインタビューで、1994年改正の政治資金規正法の附則にある5年後の見直しについて、5年経ったら完全に終わりという趣旨だったと改めて証言されております。昨年の総理の国会答弁と食い違う内容ですけれども、この点について、幹事長の受け止めと、附則にあった5年経過した場合の寄付のあり方の見直しの内容について、改めて見解をお願いいたします。
Answer
河野元議長が当時どのような思いで臨まれておられたのかにつきましては、これは個人の内面の話でございますので、私から論評することは控えさせていただきたいと思います。一方で、当時の与野党の協議内容などの記録を振り返りますと、当時の国会で、石破総理が発言をしておられた見解は、そうした協議の経過をきちんと踏まえたものではないかというふうに受け止めております。
Question
朝日新聞です。北九州市議選で国民民主党が初めて2議席獲得しまして、いずれもトップ当選という結果でした。他は横ばいか、議席を減らすということでしたけれども、この国民民主の躍進についての受け止めをお聞かせください。
Answer
国民民主が良い成績で、2名当選されたことはその通りだと思います。ただ私は、小倉南区で、前回、ベテランの方が5票差で落選しておられて、今回立候補されましたので、どういう結果になるのかなということを非常に気にしながら結果を見ておりましたけれども、当選をされました。ゆえに、地方議員選挙というのは、なかなか難しい選挙ですけれども、一つの形として、一度落選をしても、78歳というと、私どもと同じ年代ですから。それでも再度やっぱり挑戦をして、意欲を持たれて当選されたことは本当にいいことだったなと個人的には思いました。