2023年6月20日(火)10:05~10:15
於:党本部平河クラブ会見場

【冒頭発言】
役員連絡会の概要について報告をいたします。
茂木幹事長からは、先週金曜日、立憲民主党が単独で提出した「内閣不信任決議案」は、衆議院本会議で、野党も含め圧倒的多数で否決しました。引き続き、先送り出来ない課題解決、政策実現に全力で取り組んで行きたいと思います。
また、参議院では「財源確保法」等の重要法案が可決・成立しました。参議院の皆さんには、タイトな日程の中、ご苦労いただき、改めて感謝申し上げます。
先週金曜日に、支部長選任会議を開きました。10増10減対象の和歌山、山口、長崎について新たに支部長を選任しました。これで、減員区については全ての支部長が決定しました。10増10減対象区以外も含め、支部長の決まっていない選挙区は残りわずかとなり、現在、各都道府県連で公募等の候補者選定手続きを進めてもらっています。今後、選任作業をさらに加速化していきたいと思います。
来月8日、故安倍晋三元総理の一周忌法要が、増上寺で執り行われます。これに伴い、自民党、清和政策研究会、安倍家の合同により、一般献花をお受けすることとなりました。13時から16時の間で、国民の皆様からも一般献花、弔意をお受けする予定です。
先週15日の「党改革実行本部・総会」で取りまとめた「女性議員の育成、登用に関する基本計画」について、昨日、岸田総裁に報告を行い、了解を得ました。
今回の基本計画では、今後10年間で、まず、国政におけるわが党女性議員の割合を30%まで引き上げるという高い、野心的な目標を掲げています。
そして、その実現に向けた具体的な取組みとして、女性候補者に対する支援金制度や、都道府県連への「女性候補者奨励金制度」を創設することにしています。また、男女問わず子育て中の新人候補者に対し、ベビーシッターや一時保育の利用料等を手厚く支援していきます。
女性、若者活躍の観点からも、目標達成に向け、今回の基本計画を速やかに実行に移していきたいと考えています。関係各部門のご協力をよろしくお願いいたします。
先週金曜日、「骨太の方針」が決定しました。これまで政調を中心に精力的に議論を進め、外交・安全保障の強化、「人への投資」「成長分野への投資」をはじめとする新しい資本主義の加速、少子化対策の抜本的強化など、わが国が直面する内外の諸課題の解決に向けた取組みがまとめられています。
この「骨太の方針」を基に、来年度の予算編成に向けて、政府・与党連携しながら、さらに議論を深めていきたいと思います。
国会も残り2日となりました。最後まで緊張感を持って、残された法案の成立を期してまいりたいと思います、という発言がありました。
髙木国対委員長からは、本会議日程等について。
野上参議院国対委員長からは、本日の委員会審議と本会議日程等について。
関口参議院会長からは、会期末の国会について。
世耕参議院幹事長からは、終盤国会と、高野議員の辞職表明等について。
森山選対委員長からは、10増10減の支部長調整について。
萩生田政調会長からは、「骨太の方針」、「新しい資本主義の実行計画」及び概算要求に向けた議論について。
遠藤総務会長からは、次回の総務会について、昨日と同様の発言がありました。
小渕組織運動本部長からは、即戦力となる人材を育成するために令和2年から開講してきた「女性未来塾特別講座 女性候補者育成コース」の第4期を募集する。ガバナンスコードに基づき今後10年で「女性議員比率30%」を実現することについて幹事長より発表があったが、組織運動本部女性局として、引き続き、女性候補者の発掘・育成に取り組んでまいる。今までの実績と第4期の詳細については、後ほど松川るい女性局長からご説明する、との報告がありました。
石田広報本部長からは、直近の世論調査結果について、説明がありました。
松川女性局長からは、女性局では、令和2年より「女性未来塾特別講座 女性候補者育成コース」を開催してきた。1・2・3期あわせて、延べ105名が受講し、今回の統一地方選では18名が当選、統一地方選以外の各級選挙での当選者を含めると26名の地方議員を輩出している。また、東京18区の選挙区支部長となった福田かおるさんも本講座の受講生であるほか、結果は残念であったが、先の衆院選では東京ブロックから2名、昨年の参院選では全国比例から2名立候補した。
そして、この度、第4期生を募集することとした。募集期間は本日6月20日から8月31日までで、書類審査・面接等を経て、9月中には合格発表を行う予定。受講期間は、10月から来年4月までを予定している。
第3期までは4月から翌年の3月までを受講期間としていたが、今回から受講期間を女性局長の任期に合わせ、選考から育成まで一貫して行えるよう配慮した。
さらに、幹事長が明言された、今後10年で「女性議員比率30%」という目標を達成すべく、今回から、各都道府県連女性局が推薦する方については、受講する際の交通費を支給させていただくこととし、有為な人材の確保を、より一層進めていく。
役員の先生方におかれては、「女性候補者育成コース」へのご理解と、もし出馬を目指しているお知り合いの女性がいれば、本講座をご紹介いただくよう、よろしくお願いする。詳細は、女性局のホームページにも掲載している、との報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- TBSです。本日午後の衆議院本会議で委員長手当を廃止する歳費法などの改正案が通過する見通しです。明日で本国会の最後になりますけれど、一方で旧文通費の問題、これは今国会での改革は見送りということになりそうですが、この受け止めをお願いいたします。
- 国会の改革については色々な形で国会、各党が色々な議論をして頂いております。その中の一つに旧文通費の話もあれば、委員長手当の件もあるということなのですが、特別委員長、常任委員長の手当に関しては、ほとんどが与党の委員長が対象ということになります。その中で、まずは出来るものをしっかり進めていこうという中で、今回の歳費法の改正に繋がると思います。引き続き、国会の中で各党それぞれご意見がありますので、その調整をしていくということになっていくと思います。
- 読売新聞です。自民党と公明党の選挙協力についてお伺いします。一部報道で自民党が次期衆院選で公明党が候補者を擁立する東京29区などで推薦を出す方向だという風に報じられています。現在の調整状況など、自公関係がどうあるべきかについて改めてお考えをお聞かせください。
- 昨日、皆さんも取材をされていると思いますし、今日の報道等でもあるように都連に対してそういう方向で調整をしてくれないかという方向であります。調整中ということです。これまで20数年間連立与党を組んできたということでありますから、しっかり話し合いをしていくということが重要なことだと思っております。