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役員会・役員連絡会後 森山幹事長記者会見

2025年8月26日(火) 10:29~10:45
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長

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【冒頭発言】

本日の役員会・役員連絡会の概要について報告いたします。
石破総裁からは、TICADが20日(水)~22日(金)に横浜で開催され、私自身議長として会議に出席しつつ、34の首脳会談等を実施した。特に、岸田前総理には議長代理として、会議の成功に多大なご尽力を頂いたことを感謝申し上げる。
日韓等について、23日(土)、韓国の李在明大統領と首脳会談を実施した。非常に意味のある会談ができた。日韓議連会長としてご尽力頂いた菅副総裁に改めて感謝申し上げる。
今週末にはインドのモディ首相が来日され、首脳会談を実施するとともに、共に宮城県を訪問し、視察を行う予定である。
護衛艦「かが」・英空母視察について、23日(土)、海上自衛隊の護衛艦「かが」を視察し、航空自衛隊の戦闘機F-35Bの運用能力獲得のための改修状況を確認した。あわせて、英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」も視察し、日英の防衛協力はかつてないレベルで発展しており、今回の寄港は、日英安保・防衛協力を一層強化するものである。
政府においては、概算要求等に向けた詰めの作業を行っている。党とも連携して進めて参りたいという発言がありました。
私(森山幹事長)からは、概算要求に関連して来年度予算の概算要求の議論が大詰めを迎えている。わが党では、政調を中心に議論を進めていただいている。
政府・与党の緊密な連携の下、重要政策を着実に推進し、内外の課題解決にしっかり取り組んで参りたいと考えているので、役員各位のご理解・ご協力をよろしくお願いする。
災害対応について、来週から9月に入るが、引き続き厳しい暑さが続く見込みとなっており、また台風や前線による大雨等の発生も懸念される。政府におかれては、自治体とも連携しながら、適切な情報提供や災害対応など、国民の安心・安全の確保に万全を期していただきたいと思う。
総括委員会に関連して、先の参議院選挙の結果分析と課題の洗い出しも 随分進んできており、できれば今週29日(金)にも「総括委員会」を開催し、報告書をお示ししたい。そこで取りまとまれば、9月2日(火)を目途に、両院議員総会を開催する方向で両院議員総会長と調整したいと考えています。
坂本国対委員長、磯崎参議院国対委員長代行からは、備蓄米の放出状況や米価高騰の要因などにつき、それぞれ農水委員会の理事懇を開き、政府から説明を聴取するとの報告がありました。
松山参議院会長からは、台風シーズンを迎え、豪雨災害に備えるなど、万全の体制を取るよう努めて参りたいとのご発言がありました。
木原選対委員長からは、参議院選挙の総括について、候補者や地方組織、有識者や友好団体などのヒアリングを実施し、先週で一区切りがついたので、今週、取りまとめ作業を進めるとのご報告がありました。
新藤政調会長代行からは、今週の政審の予定についてご報告がありました。
鈴木総務会長からは、本日は案件がないため、総務会は開かれないとのご発言がありました。
役員会・役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
NHKです。報道各社の世論調査で内閣支持率が大きく上昇しています。この受け止めと、その要因をどのように考えるかお聞かせください。
Answer
これまでも申し上げてきておりますが、世論調査の結果につきましては、一喜一憂することなく、常に謙虚に受け止めなければいけないと思っております。引き続き、国民の皆様のご意見に真摯に耳を傾け、一つひとつの政策課題の解決に丁寧に取り組んで参りたいと考えております。
Question
NHKです。明日、総裁選管理委員会が開催される予定ですが、記名と公表の有無めぐって党内からさまざまな意見が出ております。幹事長のお考えをお聞かせください。
Answer
総裁選挙は、党則第六条で「総裁公選規程により公選する」ことが定められております。その上で、総裁公選規程では、「総裁を公選する選挙、いわゆる総裁選挙は、党本部総裁選挙管理委員会が管理する」ことが定められております。
党則第六条4項に基づく「臨時総裁選を実施するか否かについての確認」につきましては、党則に定められたルールに則り、その時期や方法も含めて、総裁選挙管理委員会において検討されるものであると承知しております。
Question
読売新聞です。弊社の世論調査で、与党が衆参で過半数を割り込んだことについて、「政治とカネ」の問題を抱えた議員の責任について大きいと思うとの回答が8割を超えました。石破総理の責任よりも厳しい目が向けられています。この結果についてどう受け止め、今後、信頼回復に向けてどう取り組んでいくか、お考えをお聞かせください。
Answer
先ほども申し上げましたが、世論調査の結果につきましては、真摯に、謙虚に受け止めさせていただきたいと思っております。
わが党は昨年来、各党・各会派のご理解もいただきながら、政治資金のルールである「政治資金規正法」を改正し、政策活動費の廃止や第三者機関の設置など、国民にご理解いただける政治資金制度となるよう、改革に努めて参りました。引き続き、国民の皆様にご理解いただけるよう努力を重ねて参りたいと考えております。
Question
日本テレビです。日本テレビが行った党所属の国会議員への取材で、回答があった議員のうち、120人が臨時総裁選を行うべきとの意向で、一方41人が必要ないという意向でした。現状では行うべきとの意向の議員が多いという党内の状況が明らかになりましたけれども、幹事長としての受け止めをお願い致します。
Answer
先ほども申し上げましたが、世論調査の結果につきましては、謙虚に受け止めさせていただきたいと思っております。
「臨時総裁選の実施」につきましては、党則に定められたルールに則り、総裁選挙管理委員会において、その時期や実施方法について検討していただいております。
Question
日本テレビです。総裁選を行うかどうかだけではなく、先ほどの質問にもありましたが、意見聴取を記名にするかどうか等についても、重要な案件ゆえに党内の議員の意見が分かれているという状況もあると思います。対立を生むことなく、この意向調査を実施していくために、どのような進め方や見方が必要になってくるか幹事長のお考えをお聞かせください。
Answer
私が申し上げる立場にありませんので、総裁選挙管理委員会において議論をいただくということになると思います。
Question
時事通信です。現金給付についてお伺いいたします。経済対策として与党が掲げた現金給付について、立憲民主党の野田代表は否定的な見解を示しています。自民党として金額や対象を含めて見直す余地があるというふうに現在お考えでしょうか。
Answer
この問題につきましては、現在、小野寺政調会長の下で検討が進められていると承知しております。一方、政調では現在、来年度の概算要求の議論がなされておりますので、まずはそのとりまとめにしっかりと取り組んでいただきたいと考えておりますし、現金給付の課題につきましても、検討はしっかりとやらせていただきたいと思います。
Question
共同通信です。老朽化が進むインフラを維持・補修する財源を確保するために、政府が新たな税制創設の検討に入ったとの一部報道があります。現在、ガソリン税の暫定税率廃止に向け野党と協議進めていると思いますが、代替財源の確保が課題となっております。与党自民党としてこの新税は必要か、ご見解をお伺いします。
Answer
いかにして老朽化するインフラを維持・補修していくかということは極めて大事で緊急的な課題であると思っております。安定的な財源を確保するということは、大変重要な課題であるとも認識しております。税制につきましては、ガソリン税の暫定税率をめぐる与野党協議以外の税目について、党税調において、何か具体的な検討がなされているとは承知しておりません。
Question
朝日新聞です。先ほど、給付の話についてお伺いします。基本的に政調会長の下で議論されているということなのですけれども、時期について、参議院選のときにはスピーディに物価高に対応するという点を強調されていまして、元々は年内に給付をしたいという方針であったかと思いますが、総裁選の議論等もあり、臨時国会も時期がまだ見通せない中で、年内にも何らかの形で給付を目指すというのは変わらない姿勢なのでしょうか。
Answer
現在の状況を見てみましても、やはりどういう形がいいのかということは国民の世論も色々ありますので、そのことを与党として、どうしていくかということをまずしっかり対応していかなければなりませんが、ただ我々だけで予算が成立するわけではありませんので、出来るだけ各会派の意見も伺う機会を作っていくということは、どうしてもやらなければいけない課題だと思います。
Question
テレビ朝日です。参議院選の総括についてお伺いします。先ほど幹事長の方から日程感についてご紹介がありましたが、幹事長は総括を取りまとめた段階で自身の進退を含めて、自らの責任について明らかにする考えを示されております。そのお考えに変わりはないでしょうか。また、党内からは総括がまとまった段階で石破総裁が責任を取るべきとの声も上がっていますが、改めて石破総裁の責任の果たし方についてのお考えをお伺いします。
Answer
私の考え方については、先日の両院議員懇談会で申し上げた通りであります。総理の進退については私が何か申し上げることは適切ではありませんので、コメントは差し控えます。