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記者会見国会参院選ロシア

役員会後 茂木幹事長記者会見

2022年4月4日(月) 17:30~17:45
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

役員会の概要を報告いたします。
岸田総裁からは、ウクライナでは、引き続き、戦争が継続している。キーウ近郊において、罪なき民間人に対して極めて卑劣な行為が繰り返されている。こういったことが明らかになり、世界が強い衝撃を受けている。断じて許されず、厳しく非難する。
400万人を超える避難民が発生している。1日夜から、林外務大臣、中谷補佐官、津島法務副大臣をポーランドに派遣し、現地での避難の状況を直接確認するとともに、ニーズを把握し帰国時に、政府専用機で、希望する避難民を日本に移送したい。受け入れ先とのマッチングや、日本語教育、就労・就学、定住等の支援を行っていく。なお、わが国は、これまでに300人超の避難民を受入れている。関係機関と連携しながら、円滑な受入れ数拡大を行っていきたいという話でありました。
先週火曜日、閣僚懇において、原油や原材料、食料価格の高騰等による国民生活や経済活動への影響に緊急かつ機動的に対応するため、4項目、一つが原油高対策。二つ目に穀物や水産物等の価格上昇対策。三つ目に中小企業対策。そして、四つ目に生活困窮者支援の4項目を柱とする緊急対策を、4月末を目途に取りまとめるよう指示を出した。党内の活発な議論に期待する。原油高騰についてはトリガーに関する三党ワーキングチームでの検討加速化もお願いしているところだと。
新型コロナの感染が再び増加に転じている。警戒レベルを引き上げ、状況を注視しながら、しっかりと対応していく。高齢者の追加ワクチン接種率は、8割を超えた。松野官房長官にワクチン担当相を兼務していただくこととし、追加接種のさらなる推進、4回目の接種の検討などに取り組むと。病床使用率、それから重症病床の使用率については、確実に低下をしてきていると。
国会では、重要法案の審議が本格化している。先週から、薬機法の法案審議が始まった。今後、こども家庭庁法案、経済安全保障推進法案が続く。提出法案の速やかな可決成立に向けて、全力で取り組みたい。
石川の参議院の補選が行われる。石川県で勝利し、夏に向け弾みをつけていくため全力で取り組みたいので、協力をお願いしたい。
麻生副総裁からは、様々なところで一般の方も含めて、ウクライナ情勢についての議論というのが、国民の間でも行われているようだと。経営者とも、よくそういった話をする機会があると。例えば、セメントの値段と、これも原油価格の上昇によって値上がりをしている。そして、セメントの価格が上がると、鉄鋼の価格が上がっていくと、そういったことで様々な分野に価格上昇という影響が及んでいくと。こうなると、今度は消費者の側、いわゆる従業員に対しても賃上げ等々を行っていかないといけないのではないかと、こういう様々な経済理論について麻生先生のご高説をお伺いをしたところであります。
私からは、今日が新年度、初めての役員会ということで、改めて党運営への役員会の皆様の協力をお願いいたしました。
それから、総理からもありました、「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」、党としても、30日(水)から政調会において検討をしていただいている。限られた時間での作業となるけれど、しっかりした対策を作っていきたい。
また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって今日で40日となる。ロシア軍の当初の作戦計画通りには行っていないのは事実だと思うけれど、深刻な事態が続いているのは間違いない。党としても、3月13日の党大会以来、全国で人道支援のための募金活動を行っていますが、このたび、党所属国会議員の5月の歳費から1万円を天引きして、募金に充てることにしたい。皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げると話しました。
7日から、石川県での参議院補選が告示となります。私も出陣式に出席する。夏の参院選の前哨戦と言うべき大事な選挙で、24日の投票日に向け、宮本周司候補の必勝を期して全面的な支援をお願いをしたところであります。
7月10日の参議院選挙の投票日まで100日を切るということで、選挙対策、政策、広報はじめ、様々な面において、準備を加速して行きたいと思うので、協力をお願いすると、このように申し上げました。
髙木国対委員長からは、明日の本会議で「エネルギー使用合理化法」の趣旨説明質疑を行う。所要は1時間50分という話がありました。それから、先週、与野党6会派の国対委員長会談を開いて、元々、野党側の要望でありました選挙制度に関する与野党協議会の立ち上げを提案したところで、協議会の目的などについて整理して、明確にする必要があるのではないかと、こういう意見があったので、一旦は持ち帰ると、こういう形になったということでありました。
岡田参議院国対委員長からは、4月に入り、国会は後半戦に入った。参院先議の法案、そして衆院から送付された法案の審議を精力的に行っていくという話がありました。
決算委員会、行政監視委員会、更には常任委員会の今後の予定について説明がありまして、後半国会、タイトな日程となるけれど、衆議院とよく連携を密にして、法案成立に向け、全力で臨んでいきたいという話がありました。また、国対委員長の立場とは別に、参議院の補選、よろしくお願いしたいというお話がありました。
関口参議院会長からは、全ての日切れ法案を無事に成立させることができ、ご協力に御礼申し上げる。新年度も、引き続きよろしくお願いしたい。関口参議院会長からも石川県の補選の話がありました。
世耕参議院幹事長からは、幹事長自身が今日、石川県を訪問して、企業・団体回りを行ってきたところだと。現場は告示に向け、着々と準備を進めている。一層気を引き締めて選挙に臨んで行きたいのでよろしくと、こういう話がありました。
遠藤選対委員長からは、石川補選について言及がありました。また先週、報告しました夏の参議院選の長野、長崎、比例代表1名の公認の話が改めてありました。今日までに選挙区で言いますと、46名、また内定も含めますと、比例代表28名の候補が決定しているという話がありました。
昨日、参院選の対策の一環として、遠藤選対委員長は三重県を訪問したと。県連役員との意見交換等々を行ってきた。今後は、愛媛県なども訪問したいと、こういう話がありました。
高市政調会長からは、今日、午後1時半から2時間以上にわたって、「全国政務調査会長会議」を開催した。忙しい中、岸田総裁、茂木幹事長、関口参院会長にもお越しいただき、御礼申し上げる。今回の会議は、「公約作りに入る前に地方の意見を拝聴する」とこういう趣旨のものであって、今日は、政調の正副会長をはじめ、全ての部会から部会長、また直属の組織の本部長等にも出席をしていただいたという話がありました。公約の柱立てや具体的な内容を今後、検討していきたいと。その際に地方の声をしっかり織り込んでいきたいと、こういう話でありました。それから、今週の政審についての日程の話がありました。
福田総務会長からは、総務会は、明日5日(火)に開催する予定だということでありまして、政審から上がってくる2法案について審議をしたいということでありました。
河野広報本部長からは、4月上旬から始めるネットを活用した広報キャンペーンにつきまして、来週ぐらいに始めるということで、内容については改めて来週、私の会見の後に、ですから来週の月曜、11日の会見の後に発表したいという話を言っていました。
役員会について概要は以上であります。

質疑応答

Question
NHKです。今日で岸田内閣発足から半年となりますけど、振り返られて、党運営、政権運営の良かった点、課題なども含めて評価を伺えればと思います。
Answer
直近の世論調査を見てみましても、岸田内閣の支持率、また自民党の支持率、おかげさまで高い水準で推移をして、安定をしているなと思っております。そして大きな課題でありますコロナ対応、またウクライナ情勢の対応についても、多くの国民の皆さんから評価をしていただいていると思っております。聞く力と、国民の声が、こういうことに対して謙虚に耳を傾ける姿、同時に、国民目線で物事を進めると。また、事に当たってはといいますか、重要な案件につきましては、しっかり総理が決断をして、リーダーシップを発揮する。こういった姿が、姿勢が評価をされていると、このように感じているところであります。まだ半年でありますから、これから、安定政権の維持・強化に向けて、さらに気持ちを引き締めて臨んでいければと、こんなふうに考えております。
Question
ロイターです。先ほど、公明党の石井幹事長が一部のインタビューで、足元の円安、少し悪い円安になっていて、ご心配というふうに発言されたんですが、党幹部の方にしては珍しい発言だと思うんですが、ご所見を伺えればと思います。
Answer
ごめんなさい、いつも繰り返しているのですが、私は、その発言まだ聞いておりません。聞いていないことについてコメントを求められても、正確な発言の内容が分かりませんので、それについて、コメントすることは控えたいと、これが一貫した立場です。
Question
読売新聞です。先ほど冒頭のご紹介で、党所属の国会議員の5月の歳費から、1万円を天引きして募金に充てたいというお話がありました。それはウクライナ情勢を勘案してということでしょうか。
Answer
ウクライナの人道支援の募金、これに充てるということになると思います。まだ具体的にどういう形をとるかというのは決めておりませんけれど、例えば、国際赤十字等々を通じた人道支援、医療支援等々に充てられればと、こんなふうに考えております。
Question
産経新聞です。参議院選挙の山形選挙区についてなんですが、現在、公認候補を擁立していませんけれども、擁立を見送る可能性がある話っていうのも含めて、検討状況というか、方針を教えてください。
Answer
ご質問の点については、山形県連において遠藤選対委員長、山形県連会長でもあります。その下で調整をされていると、そのように承知をいたしております。