記者会見外交虐待

政府与党連絡会議後 萩生田幹事長代行記者会見

萩生田幹事長代行

【冒頭発言】

本日の政府与党連絡会議の報告を行います。
冒頭の総理の発言は公開の通りであります。その後のわが党の関係者の発言について、私から紹介をさせていただきます。
まずわが党の二階幹事長からは、今回のトランプ大統領の訪日によって、日米同盟の絆は更に強固になり、内外にしっかりと発信ができた。また国の宝である子供たちの安全を守ることは喫緊の課題であり、政府与党協力して早急に対応策をつくり実行に移さなければならない。特に、地方の皆さんともしっかりと連携をとって行きたい旨発言がございました。最後に、国会は残り一か月を切った。残された重要法案の審議を、政府与党の責任で着実に進めて行くことは当然のことであり、政府与党、衆参で協力して事に当たりたいと発言があったところです。
次に橋本参議院会長からは、川崎の事件を受けて、子供たちを取り巻く環境をしっかり守っていくことは重要。同時に子供のメンタルケアについて、政府はしっかり対応していただきたい。また、行政監視を強化するという意味で、参議院での3増は、国民の皆さんへの負担を強いない院としての努力が必要。自主返納型という形で、与野党で合意にたどり着いた。参議院の意思をしっかり示したいとの発言がありました。
森山国対委員長から、明日の議運で決まりますけれども、本会議は6日に予定をしております。19日には党首討論を予定しており、また、丸山議員の譴責あるいは辞職勧告の2つの案が提出されておりますが、丸山議員からの弁明書の提出が本日夕刻ということなので、これを見て対応を協議したい。会期末に向かいますので、政府与党で連携をしっかり取っていきたいと発言がございました。
次に、関口参議院国対委員長から、本日決算委員会を6時間行っている。来週締めくくりの総括をテレビ入りで行う予定だと発言がございました。
次に、その後に菅官房長官から改めて、会期末に向けて緊張感を持って政府与党一体となって努力をしていきたいと発言があり、再び総理に発言を求めたところ、G20の大阪サミットで関西圏の皆さんには様々なご協力、また交通規制など、ご迷惑をおかけしていることに感謝の意を表されました。このG20の中では、とりわけ自由貿易の重要性について話し合いをしていく、日本で開催する意義、日本ならではの運営を目指して、しっかりと対応して行きたいとの発言がございました。最後に、参議員選挙を控え、自公でしっかりと協力をして行こうと呼び掛けがあったところです。

以上です。

質疑応答

Question
共同通信です。皇室の安定的な皇位継承策についてお伺いします。退位特例法では、付帯決議で安定的な皇位継承策が求められておりますけれども、それに基づいて政府は秋にも検討を始めるとされております。大島衆議院議長が各党に議論を求めていまして、立憲民主党や国民民主党は取り組みを始めております。自民党としてはどのような対応をされて行くお考えでしょうか。
Answer
皇位継承の在り方については、小泉内閣の時に色んなフォーメーションを党内で議論したまとめが、とりあえずあります。いずれにしても安定的な皇位を今後継承していくために今回を機に、その議論をベースに改めて党内でその在り方についてしっかり議論をして行きたいと思っております。
Question
共同通信です。そうしますと、党内では例えばPTなり勉強会なり何らかのものを立ち上げるご予定は現在のところいかがでしょうか。
Answer
全く分かりません。
Question
共同通信です。安定的な皇位継承策に関して、女性宮家の創設ですとか、旧宮家の皇室復帰ですとかいろんな考え方が言われております。代行ご自身としてはどのような在り方が望ましいとお考えでしょうか。
Answer
私の個人の意見の場ではないので。党の方でベースになる今までの議論の積み上げがありますから、それに基づいてですね、可能な色んな皇位継承の選択肢を広げて行く、安定的にやって行くためにはどうするかというのは、議論に参加をしてみたいと思っております。
Question
東京新聞です。先ほど党本部の方で、東京都連の会合がありました。その中で、来年夏の都知事選に向けて候補者の選定委員会の立ち上げ方針が了承されました。二階幹事長からは、小池知事が出るなら応援したいという発言がありましたけれども、今回、候補者選定会議が立ち上がったことについていかがお考えですか。
Answer
政府与党と全然関係無いんですが、その上でお答えするとすれば、来年の7月が任期満了ですから都知事をどうするか、小池都知事の3年間の働きぶりというのは、都議会の皆さんは直近、一番近いところで見てらっしゃいますので、そういう報告を聞きながら都知事選挙に対して自民党東京都連としてどう臨むかということを、今日を機に候補者の検討会を設置してこれから議論が進むことになると思います。幹事長の外での発言は、報道では承知していますけれども、都連に対しては早く候補者を選考するようにと指示もいただいておりますので、それに則っての対応だと承知しております。
Question
東京新聞です。今日の会合で高島都連幹事長は報道陣の問いかけに対して、二階幹事長のこれまでの発言によって、党本部がそういう考えだったら立候補したい方が二の足を踏む状況になるんじゃないかという苦言を呈しております。この点はいかがお考えでしょうか。
Answer
いずれにせよ今日がスタートなので。これから本部と都連と連携を取りながらしっかり対応をして行きたいと思います。
Question
読売新聞です。代行ご自身はこの3年間の小池都政をご覧になって、現時点で候補者を自民党として擁立すべきだというお考えでしょうか。
Answer
われわれは都政に直接関わっているわけじゃないのでいたずらな評価は避けたいと思いますけれども、オリンピックの準備や豊洲、様々なものでこの3年間というのは課題の方が多かったのかなと。その結果、都政の停滞を招いているのではないかと個人的には思っていますので。今後、まだ任期が残っていますので、都知事の取り組み、そういったものもよく見ながら考えていきたいなと思っております。
Question
読売新聞です。本日の会議の中で都連の方から、先日の二階幹事長と小池知事の会談にかなり疑問を呈する声が出ておりましたけれども、代行としてはそういった都連内の意見についていかがお考えでしょうか。
Answer
公党の幹事長が、議会の構成が与党であれ野党であれ、都知事の要請に応じてお会いをしたり、時に会食を共にすることは決しておかしなことでは無いと思っておりますので、そのことは特別何もクローズアップする必要は全く無いと思っております。どちらかと言えば、幹事長以外の方が同席したことに批判の声が挙がっていたと承知しております。
Question
テレビ東京です。今日、財務省が法人企業統計を発表されました。現在の景気動向や消費税増税などについて、何か話題にはなりましたか。
Answer
話題にはなりませんでした。
Question
テレビ東京です。今の経済状況を踏まえた上で、消費増税に関してその是非を含めた代行ご自身のお考えをお願いします。
Answer
消費増税については、既に法律で定めているところでありますので、特別な事態が生じない限りは10月に国民の皆さんにお願いするという基本方針に変わりはありません。ただかねてから申し上げているように、足元の数字の小さな変化をしっかり見落とすこと無く、万が一腰折れの無いような策というものも同時に考えていかなければいけないと思っておりますので。今後も注視をして行きたいと思っております。
Question
毎日新聞です。政府与党連絡会議の中で、会期について何かお話はありましたか。
Answer
延長とかですか。会期は残り少なくなって来ているので、緊張感を持って臨みましょうということの確認が、国対委員長からも総理からも官房長官からもございました。
Question
毎日新聞です。その上で、代行としては会期についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
これは国対の現場で考えることなので現場の判断に委ねたいと思いますけれども、延長する理由があれば延長すればよろしいと思いますし、延長する理由が無いのにあらかじめ延長を議論することはおかしなことだと思いますので。