
福原 淳嗣新聞出版局次長
「世界を魅了する秋田犬」
今から99年前、闘犬の興行化による雑種化から純粋種を守ろうと秋田県大館町の泉茂家町長が秋田犬保存会を設立します。その四年後、秋田犬は国の天然記念物に指定されます。翌年、渋谷駅でご主人を待ち続ける秋田犬・忠犬ハチ公が新聞に取り上げられ、広く知られる存在になりました▼「秋田犬を飼いたい!」時は流れても、この思いに国境は関係ありませんでした。キャロライン・ケネディ駐日米国大使、元横綱の朝青龍さん、フィギアスケートのザギトワ選手等々、私が大館市長時代に関わった著名人は枚挙にいとまがありません▼犬は人類にとって、最古で最良のパートナーです。秋田においては、マタギの伴侶であり暮らしを守る番犬でした。世界自然遺産や文化遺産、十和田八幡平国立公園に囲まれた、正に北東北のど真ん中だからこその「人と犬の物語」が紡がれたのでしょう▼来年、秋田犬保存会は設立100年を迎えます。世界に愛される秋田犬は、これからも日本と世界をつないでいくのです!