
飛行する航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」
令和8年6月26日、改正防衛省設置法等が成立し、令和8年度中に、現在の「航空自衛隊」は「航空宇宙自衛隊」へ改編される予定になりました。同改正法によって、他にも、防衛副大臣の増員といった防衛省と自衛隊の組織改編や、若年定年退職者給付金の増額等の人的基盤の抜本的強化が図られます。政府与党は引き続き、国家を守る人材を支えながら防衛能力を強化する政策に取り組んでいきます。
宇宙利用 国民生活支える
わが国の防空任務を担うため、昭和29年7月1日に創設された「航空自衛隊」は、発足以降初めてその名称を変更し、令和8年度中に「航空宇宙自衛隊」になることが予定されています。航空自衛隊の略称である「空自」はこれまで広く使用され浸透していることと、陸上自衛隊と海上自衛隊の略称である「陸自」と「海自」との統一性を考慮し、「航空宇宙自衛隊」の略称も現行通り「空自」のままとなります。英語の名称はこれまの「Japan Air Self―Defense Force」から「Japan Aerospace Self―Defense Force」へと変更されますが、英語の略称は、日本語の略称と同様で変更せず、「JASDF」のままとなります。
また、防衛省は7月から宇宙担当の参事官を新設したと発表しました。
小泉進次郎防衛大臣は7月14日、閣議後の会見で、宇宙空間は自衛隊の通信や情報収集のみならず、「カーナビや地図アプリ、天気予報等、もはや宇宙を利用したサービスなしに国民生活は成り立たない」と宇宙空間が生活に密接であることを踏まえた改編の意義を強調しました。また、「防衛省として宇宙領域での防衛能力強化を進める」との意欲を示しました。
人材守る政策を推進
改正防衛省設置法等では、空自の名称改編以外にも、大きく2つの改編と強化が行われます。1つ目の防衛省と自衛隊の組織改編では、防衛副大臣を現行の1人から2人に増員、自衛官定数の変更、陸上自衛隊の第14旅団を第15師団(仮称)へ改編、航空自衛隊に宇宙作戦集団(仮称)の新編等が盛り込まれました。
2つ目の人的基盤の抜本的強化では...