
生稲晃子新聞出版局長代理
高濃度乳房の通知
乳がんは早期に発見できれば、治療の選択肢が広がる病気だ。しかし、マンモグラフィ検査ではがんを見つけにくい「高濃度乳房」があることは、まだ十分に知られていない。乳腺が多いため、マンモグラフィで乳房が白く写るタイプの乳房のことだが、高濃度乳房そのものは病気ではない、ただ、がん細胞も白く写るため、病変の発見が難しくなることがある▼私は、自らのがん経験もあり、この事実を受診者にきちんと知らせるべきだと考え、国会で繰り返し訴えてきた。知っていれば、自分に合った検査を考えることができる。「知る権利」は命を守る第一歩だからである▼そして先日の参院予算委員会で質問をし、政府から、高濃度乳房について受診者へ通知する方向で取り組むとの答弁を得ることができた。長く取り組んできた課題が前へ進んだ喜びの瞬間だった▼制度が変わることがゴールではない。早期発見・早期治療につながる社会を実現することが目的である。これからも、命を守る政治を一歩ずつ進めていきたい。