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洋上美術館で日本文化を世界へ
文化立国調査会が「飛鳥Ⅲ」を視察

「海遊」の前で、室瀬和美氏(右3人目)と記念撮影する永岡桂子党文化立国調査会長(左2人目)ら同調査会の役員

党文化立国調査会(会長・永岡桂子衆院議員)は7月27日、郵船クルーズ株式会社が運営する「飛鳥Ⅲ」を視察しました。同船では、人間国宝(漆芸)の室瀬和美氏が手掛けた「耀光耀瑛」をはじめ、「動く洋上の美術館」としてわが国の世界に誇る伝統工芸や現代美術を世界に展開しています。
視察では、室瀬氏と郵船クルーズの篠田哲郎代表取締役から作品のコンセプトや同船の意義について説明を受けました。耀光耀瑛は3層吹き抜けアトリウムを飾る漆芸・蒔絵の大型作品。乗船者を出迎える同船のシンボルとなっています。
船内の割烹レストラン「海彦」のカウンターの壁一面には輪島塗の漆芸家で人間国宝の山岸一男氏が技術指導を務めた「海遊」が飾られています。縦約1メートル、横約5メートルに及ぶ壁画は、能登の震災を乗り越えた象徴として漆芸の伝統と未来を船上から発信しています。
漆芸は縄文時代からわが国の暮らしを支え、飛鳥・奈良時代の文化伝来から独自の発展を遂げたてきた伝統工芸。室瀬氏は漆芸の歴史的な価値を示す一方、職人の高齢化と技術継承、国内で使われている漆の98パーセントを輸入に依存しているといった問題を指摘。篠田氏からは飛鳥Ⅲが海外造船所へ発注された背景をはじめ、わが国の大型客船の建造を取り巻く厳しい環境も示されました。同調査会は、わが国の伝統文化や技術の伝承を支えていく重要性を再確認しました。

「耀光耀瑛」を背に記念撮影する視察メンバー

室瀬氏(右)と日本文化の振興について議論を交わす永岡会長(中央)、山谷えり子同調査会顧問

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