米「インド太平洋軍」の名称を「太平洋軍」に回帰
名称変更は多くの憶測呼ぶ 各国メディアの反応は
米国防総省はハワイの「インド太平洋軍」の名称を、かつての「太平洋軍」に回帰させると発表。改称は軍事戦略の転換を含意せず、かつ任務や作戦区域の責任範囲の変更を意図したものでもなく、あくまでも伝統ある歴史的名称の回復が目的であるとされた。
しかし、「実体不変」との説明をうのみにする者は少数で多くの憶測を呼んだ。例えば、米ロイターは、2018年のインド太平洋軍への改称がインドの戦略的重要性を強調し、さらに中国の影響力拡大への対応の一環として行われたとの見解を示した。また、「インド太平洋」という概念それ自体に中国の膨張をけん制する上でインドを重視する発想が背景にあったと指摘する。
他方、日本経済新聞の英文メディア「Nikkei Asia」は、「インド太平洋」という呼称がインドを戦略的パートナーとして可視化する役割を果たしたことを指摘しつつ、名称変更が今後の米印の安全保障協力の姿勢に与え得る影響に言及している。このように、インドの役割自体を実質的に転換させるものではないにせよ...