
G7サミット出席者と集合写真を撮る高市早苗総理
高市早苗総理は6月15日(現地時間)からフランス東部のエビアンで3日間行われた、先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席しました。地域情勢や、経済、サプライチェーン等の分野を各国首脳と議論したほか、2国間の首脳会談や懇談を行い、高市総理は自身初のサミットでわが国の存在感を示し、「世界に咲き誇る日本外交」を実践しました。サミット終了後の記者会見で高市総理が語った言葉を軸にG7の成果を紹介します。
色あせないG7サミットの意義

G7サミットを終えて記者会見を行う高市早苗総理
「世界的課題に一致して対応する。これこそ、半世紀を経ても色あせることのない、G7サミットの意義」
約50年前、ニクソンショックや第一次石油危機等、一国だけでは解決できない世界的な課題に直面し、首脳レベルでの政策協調が必要との観点からG7が誕生しました。
ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢等、国際秩序が揺らぐ中、自由・民主主義・基本的人権・法の支配といった基本的価値を共有するG7が今回、「エネルギー安全保障」や「サプライチェーン強靱化」といった世界的課題に、しっかりと一致した答えを導き出し、国際社会にG7連携の重要性を示しました。
「アジアのメンバーとして参加したG7サミットで原油市場の安定に向けて3つの提案を行った」
高市総理は1つ目の提案として、エネルギーの安定供給に向けて自由で透明な貿易と、ホルムズ海峡をはじめとするあらゆるシーレーンでの自由で安全な航行の確保。2つ目は、自らが4月に発表した「パワー・アジア(アジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ)」を軸に、強い供給網を作り上げるため、アジア等での石油備蓄強化の支援。3つ目は中東等の産油国と消費国の対話と連携の強化を唱えました。
高市総理のこの提案は、サミット出席前に訪問した英国のスターマー首相とイタリアのメローニ首相とも確認しました。サミットの成果文書として世界に発出した「エネルギー安全保障に向けた、明確かつ一致したメッセージ」にも大きく反映され、わが国がアジアを代表して行った主張が国際社会を主導する形となりました。
「重要鉱物等の「輸出規制」や「経済的威圧」についてG7が一致して深刻な懸念を表明」
高市総理はインド、ブラジル、韓国、ケニア、エジプトの首脳が参加したセッションで、中国の対日措置がG7同志国のサプライチェーンに深刻な影響を及ぼす可能性に言及し、懸念を表明しました。そしてG7で唯一、民生用途で「重要鉱物の備蓄制度」を持つ国としてその経験やノウハウの提供に意欲を示しました。
また、北朝鮮による拉致問題の即時解決を全面的に支持したG7へ感謝の意を示したほか、ウクライナ情勢に関連して露朝軍事協力と露中間の軍事的連携強化へ懸念を示しました。
「サッチャー首相の仕事ぶりに思いを馳せ、私自身も強い意志を持って必要な変革を成し遂げると決意」
高市総理は、G7出席前に訪問した英国で、強いリーダーシップを発揮したサッチャー元首相もかつて実際に使用した執務室を訪ねました。その体験を振り返った高市総理は、内政・外交で、わが国を強く、豊かにするために自らが先頭に立って変革していく揺るがぬ信念を改めて示しました。