お知らせ「自由民主」先出し災害熊本県

メディア短評 葉上太郎(地方自治ジャーナリスト)

28時間に2度も震度7、熊本地震の発生から10年
社説では災害関連死、特に車中泊に論議が集まる

「過去の災害で指摘された課題をなぜ改善できないのか」。被災者として阪神淡路大震災を経験した神戸新聞の焦燥はよく分かる。私も災害取材のたびに同じ思いを抱いてきた。
28時間に2度も震度7の激震が起きた熊本地震。4月に発生から10年が過ぎ、各紙が社説で重点的に論じたのは災害関連死だ。「家屋の倒壊や土砂崩れなどの直接死50人に対し、避難中の体調悪化等による関連死はその4倍に膨らんだ」(静岡新聞)からである。
高知新聞は「原因別では『地震のショック、余震への恐怖』が40パーセントと最も多く、負担がかかる状態が続いた中で持病が悪化する等したとみられる。余震が多かったため、車中泊を選ぶ人が増え、血液循環に支障が出るエコノミークラス症候群を発症したケースも相次いだ」等と分析した。だが、実はその12年前の新潟県中越地震でも「車中泊し体を動かさないことで血栓が生じるエコノミークラス症候群の発症が...

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