お知らせ「自由民主」先出し

メディア短評 川上和久(麗澤大学教授)

クマによる人身被害 新聞各紙が対策を訴え
官民挙げて国民の安全安心を守る体制構築を

クマによる人身被害が拡大する一途だ。令和7年度は、10月30日の時点で死亡者数が12人と過去最多、11月に入っても犠牲者が出ている。
出没件数も大幅に増えている。個体数の増加と分布域の拡大、東北地方での堅果類の凶作、人里と奥山の間の緩衝帯となる里山の整備が農業の機械化や高齢化・過疎化により行き届かなくなり、クマが人里に近づきやすくなり、「人慣れ」している等、さまざまな要因が指摘されている。
改正鳥獣保護管理法で、市街地に出没したクマに対する「緊急銃猟」を市町村長が指示できるようになり、新しい法の下で駆除が進んでいるが、出没の急増に追い付かず、自衛隊の出動も要請されている。
このような事態に、新聞各紙の社説もさまざまな対策を訴えている。
朝日新聞10月24日付社説「クマ死者最多 すみわけ対策の加速を」では...

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