お知らせ総裁選2025

党本部で総裁選所見発表演説会を開催 5候補が力強く決意訴え

演説を終えガッツポーズで声援に応える各総裁候補

総裁選の所見発表演説会が9月22日に党本部で行われ、小林鷹之、茂木敏充、林芳正、高市早苗、小泉進次郎の5候補が総裁選に臨む決意や基本政策等を力強く訴えました。
所見発表演説会は党本部総裁選挙管理委員会が開いたもので、5候補は届け出順に演説。
小林候補は「あきらめの気持ちからは明るい未来を拓くことなどできない。頑張れば報われるという実感を現役世代が思えるような日本をつくる。新たな日本の国づくり、その先頭に立ちたい」と訴えました。そして「力強く成長するニッポン」等自らが唱える「3つの未来像」を説明し、人工知能(AI)や半導体産業等への国による積極的な投資や税制改革の必要性等を訴えました。
茂木候補は「わが党は会社でいえば倒産寸前の危機にある。そんな今だからこそ、再び立ち上がる決断をした」と強調。「わが党を、日本経済を必ず再生する。その目標は2年。そしてしっかりとバトンを次の世代に引き継ぐ道筋をつくる」と訴えました。その上で「わが党の強みは人材力だ」として、若手や女性を登用し、閣僚の平均年齢を10歳若返らせ、3割は女性を登用する考えを示しました。
林候補は「わが党、わが国を取り巻く状況は明るいものではない。しかし人材がいて蓄積がある。上手く政策をつなぎあわせて運営すればまだまだやれる」と主張。「(官房長官として政権の)中枢にいた者の責任を感じながらも、逆にこの経験を生かし、継承の中に変化・革新を求める気持ちで政策を進めたい」として、1パーセント程度の実質賃金の定着やGX・DXの推進等に取り組むと訴えました。
高市候補は冒頭、外国人を巡る問題に懸念を示し、「外国人との穏やかな、お互いに思いやりを持って生きられる付き合い方はどうすればできるのか。一度ゼロベースで考える」と主張。そして閣僚等の女性登用や皇室典範・現行憲法の改正の重要性を訴えた上で「日本をもう一度、『高い位置』へと押し上げる。強い経済、強い国土、安全な社会を次世代に送ると決意した」と力を込めました。
小泉候補はわが党が衆参で少数与党となった原因ついて「国民の不安に向き合えていなかった」と指摘。「国民と約束したこと、野党と合意したこと、国民が求めていることを一致団結して着実に実行することが信頼回復の唯一の道だ」と述べ、自ら先頭に立って党再生に取り組むとの決意を表明しました。物価高については早急に対策を策定し、補正予算を編成すべきとしました。
5候補の熱のこもった演説に、出席した党所属国会議員や衆院小選挙区支部長、都道府県連支部連合会代表者からは時折歓声や拍手が沸き起こっていました。地方演説会は今後、9月24日に東京都、同26日に名古屋市、10月2日に大阪市で開催される予定です。

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