
両院議員懇談会の冒頭、参院選の結果を陳謝する石破茂総裁(中央)
わが党は参院選の結果を受けて7月28日、党所属国会議員(29日から任期が始まる新たな当選者を含む)による両院議員懇談会を開催しました。冒頭、石破茂総裁は参院選の結果について「大変厳しい結果となり、多くの同志が議席を失った。深く心からおわび申し上げる」と陳謝しました。その上で「党としていかにあるべきか徹底的な議論をしたい。『自民党はわれわれの思いを分かったんだね』という得心を頂くことが重要だ。そのために最大限の努力をし、国家国民に対し、決して政治空白を生むことのないよう責任を果たしていきたい」と述べました。
森山裕幹事長は懇談会の冒頭、選挙結果を踏まえ参院選総括委員会を設置し、結果の分析と課題の洗い出しを早急に行う考えを示した上で、「8月中に報告書を取りまとめたい。まとまった段階で幹事長としての自らの責任を明らかにしたい」と表明しました。
懇談会には236人が出席し、64人が発言しました。4時間30分にわたる議論では、選挙結果に対する執行部の責任を問う意見や、党則に定められた議決機関である両院議員総会の開催を求める声、政策全般に対する発信の在り方、党改革や政治改革の推進を求める意見が出されました。
全ての意見に耳を傾けた石破総裁は「国民世論とわが党の考え方が一致することが大事。そういうことも総合的に踏まえて、適切に判断したい」との認識を示しました。