三度目の正直で山形に活力を

山形に活力をもたらす政策を推進する決意を訴える大内りか候補
過去3回わが党公認候補が惜敗している参院山形県選挙区の議席奪還を目指すため、立候補したのが大内りかさんだ。大内さん自身も令和3年の山形県知事選、翌4年の参院選に続き3回目の全県選挙への挑戦となる。「三度目の正直」をキャッチフレーズに、山形に活力をもたらす地方分散型の国づくりを訴えている。
大内さんは今回、参院選の第一声の地に酒田市を選んだ。同市は昨年の豪雨災害に見舞われた地域で、農地には流木が横たわりコメの生産ができない状況が続いている。同市で第一声を上げたのは「災害から国民の命と暮らしを守らなければならない」という大内さんの決意の表れだった。
災害対策だけでなく、山形県では気候変動等により農作物の収穫量や漁獲量も減少。農林水産業を担う後継者不足の問題に直面している。こうした課題を解決するため、大内さんは「地域の経済成長」を実現する重要性を訴えている。「所得が上がれば農林水産業の後継者が生まれ、年金や給料が上がれば高齢者から若者までが安心して暮らすことができる」と語る。一極集中を是正して地方分散方の国づくりを進め「東京の生活に憧れるのではなく、地方の生活に憧れる。そういう山形県をつくっていきたい」と抱負を語る。
前職の県議会議員を辞めてから5年。大内さんは県内をくまなく回り県民の悲痛な声に耳を傾けてきた。「仕事がしたくてもできない。その歯がゆさを味わってきた」と悔しさをにじませる。官民を挙げた地方への投資を促進し、地方で頑張る人に光が当たる政治を実現する決意だ。