
鹿児島県 そのだ修光さん
今夏の参院選の主戦場である1人区にわが党公認で立候補する予定の新人・元職をクローズアップする本企画。第10回は鹿児島県選挙区のそのだ修光さんを紹介する。令和4年の参院選では比例代表で立候補したが、今回は地元・鹿児島から国政復帰を目指す。そのださんの政治にかける思いは桜島のように熱く、「元気なかごしま、元気なニッポン」をキャッチフレーズに県内を駆け回っている。
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ふるさと鹿児島への思いは人一倍強いそのだ修光さん。街頭からの訴えも自然と力が入る
豊富な政治経験生かし参院選に再チャレンジ
「10年先の日本を見据えた制度をしっかり作っていくことが、責任を持った政治の在り方だと思う。国政の場で鹿児島県、そして日本のために一生懸命やっていきたい」。5月11日、そのださんは参院選必勝に向けた総決起大会でこう語り、国政復帰への決意を力強く表明した。
鹿児島市生まれの68歳。高校時代に読んだ歴史小説「坂の上の雲」や「竜馬がゆく」の影響を受け、「明治維新で活躍した志士達のように、時代を先見し、行動を起こす志士になりたい」と政治家を志した。県議会議員を経て、衆院1期、参院1期を務めた。
国政においては、介護保険制度の立法化や介護職員の処遇改善、介護報酬のプラス改定等に尽力。そして今回、党鹿児島県連の候補者公募に挑戦し、党公認候補予定者に選ばれた。
再び参院選に臨むことを決意したのは「やり残したことがあるから」。社会福祉法人の運営等に携わる中で「少子高齢化、労働力不足、過疎化といった深刻な課題を実感した」と話す。
そして「魔法の杖のような解決策はなく、骨太の改革を粘り強く進めていくしかない。皆さんと共に知恵を出し合い、改革に向けて歩んでいく必要がある」と、精力的に地域の集会や意見交換の場に参加し、地道に自らの思いを訴えている。

参院本会議で質問に立つそのださん(平成28年12月)
責任ある政治家として政策課題の解決策示す
そのださんが地域の集会等で特に訴えているのが「7つの重点政策」だ(表)。
このうち、同県の基幹産業である農林水産業については「今こそ『食の安全保障』に真剣に取り組み、食卓に安定して届けられる生産体制の強化が必要」と強調。さらに「若い世代がしっかり稼げるようにし、『希望ある職業』に改革していきたい」と訴える。
長年力を入れて取り組んできた医療福祉分野は「現場で働く方々に適正な処遇を行う。そのことが住民の安心と信頼に直結し、地域経済の安定・成長にもつながる」と主張。島しょ部への対応については「国際情勢が緊迫する中、防災と国防の両面を見据えた体制強化が重要」と力説する。
国政を離れて約3年。わが国を取り巻く環境は大きく変わった。「多くの方々が私の訴えに共感していただいているが、厳しい声もある。責任ある政党・政治家として課題を正面から見つめ、解決策を皆さんにお伝えしたい」。そう語るそのださんの目には、明治の志士達のように改革への思いでみなぎっていた。
そのだ修光さんの7つの重点政策
●食と地域を守る、農林水産業再生戦略
~農林水産業を守り、私たちの食卓を守る~
●医療・介護・福祉を支える人に報いる
~"赤字続き"の現場を守ることが、地域の暮らしを守ること~
●若者が挑戦できる、強い鹿児島経済
~人を育て、地域に投資を呼び込む"循環型の経済"へ~
●子育て・教育に本気で投資する
~家庭の負担を軽くし、全ての子供に未来を届ける~
●災害・有事に強い鹿児島をつくる
~地震・台風・台湾有事にも、命と暮らしを守れるインフラを~
●離島を「誇りとにぎわいの最前線」に
~離島は国の宝。交通・医療・教育を守り、持続可能な成長を~
●暮らしと地域を守るエネルギー戦略
~ガソリン・電気代高騰に負けない、"地域でつくる" エネルギーへ~