
基線と海域の保全に対する見解を国際法レベルまで引き上げることを求めた猪口委員長(中央)
党領土に関する特別委員会(委員長・猪口邦子参院議員)は5月8日、「国際法との関連における海面上昇」を議題に、阿部達也青山学院大学国際政治経済学部教授から国連国際法委員会(ILC)における審議状況をヒアリングしました。
冒頭のあいさつで猪口委員長は、「海面が上昇し、海岸線が後退する中でも法的安定性を持って基線の維持が許容されるという考え方を国際慣習法のレベルにまで持っていくよう誘導していかなければならない」と語り、わが国が海洋国家として、基線および海域の保全を国際的に主導していくことの必要性を強調しました。