
大阪・関西万博の象徴する「大屋根リング」
5月13日で開幕から1カ月が経過した大阪・関西万博には連日、多くの参加者が訪れています。世界158カ国・7つの国際機関が参加している万博では、人気のパビリオンのほかにも、「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を表す大屋根リングから生み出される多彩な景色や、さまざまなイベントや展示が多くの来訪者を魅了しています。「もっと知りたい!大阪・関西万博」では、会場内で実際に撮影した写真から見どころを紹介。あなたの「楽しい」がきっと見つかる感動空間――大阪・関西万博のさらなる魅力を特集します。
「多様でありながら、ひとつ」大屋根リング

日本伝統の工法で作られた大屋根リング
万博の象徴である大屋根リングは「最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定されました。日本古来の木造工法に現代の工法を加え、木材が整然と組み合わされ、会場を包み込む姿は見る者を圧倒します。
大屋根リングは会場内の移動にも大きな役割を果たしています。屋根の上に登れば会場内外を一望できるほか、屋根の上下に2つの動線があり、会場内を移動する上で、来訪者を分散させる効果もあります。屋根の下にある多くのベンチでは足を休める人の姿もあり、高い機能性と美しさを兼ね備えています。