[来賓あいさつ・要旨]
十倉 雅和 日本経済団体連合会会長「世界を主導する日本を」

十倉 雅和 日本経済団体連合会会長

昭和30年の立党以来、自民党がわが国の繁栄を支え続けてきたことに敬意を表し、これからも国のかじ取りを担うことを強く期待します。

世界は今、激動の時代を迎えています。米国では、第二次トランプ政権が発足。ロシアによるウクライナ侵略もいまだ継続。中東地域も先行き不透明。欧州では政権や首相の交代が相次ぎ、韓国の政治も不安定。昨年は国内政治も大きく動揺した一年でした。こうした中、石破政権は、少数与党でも、野党と政策論議を深め、内外に山積する課題に取り組んできました。とりわけ、日米首脳会談を成功裏に終える等、難しい情勢下でも積極的な外交を展開し大変心強く思います。

経済では、デフレからの完全脱却と力強い成長の実現に向け、確かな手応えを感じています。春季労使交渉でも、今年を賃上げが定着する年にすべく、経済界の総力を挙げます。来月、大阪関西万博が開幕します。日本が未来の社会を主導する姿を世界に示す絶好の機会です。

7月にはわが国の将来を大きく左右する参院選が行われます。政治の安定に向けて、経団連は引き続き自民党を支え、政権の政策遂行に全面的に協力します。