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歴史を紡ぐ~日本遺産のストーリー~
葡萄(ブドウ)畑が織りなす風景 山梨県山梨市・笛吹市・甲州市

平成30年度日本遺産認定

一面に広がるブドウ畑

甲府盆地東部の峡東地域に広がるブドウ畑。奈良時代より始まったと伝えられるこの地域のブドウ栽培は、かつて水田や桑畑だった土地をブドウ畑に変え、ここで醸造されたワインは「日常のお酒」として地域に根付いた。その技術や建物は脈々と受け継がれ、現在もワインの一大産地としての名を誇っている。

ブドウ畑の形成と拡大

甲府盆地東部(峡東地域)の勝沼地区におけるブドウ栽培の歴史は奈良時代にさかのぼる。「ぶどう寺」と呼ばれる大善寺を開山した名僧・行基は、ブドウを持った薬師如来の夢を見た。その姿を自ら刻んだのが、手にブドウを持った同寺の薬師如来像だという。行基はこの地にブドウ栽培を伝え、これが甲州ワインの原料となる甲州ブドウだと言われている。

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