
身が小ぶりで栄養素が高い、一年もののカキ

森下 千里衆院議員
宮城県は食の王国です。その中でもカキをお薦めしたいと思います。
海のミルクと称されるほど、栄養豊富で風味もよく濃厚なカキ。通常、お店に出回るカキは2、3年育った見栄えのいい身の大きなもの。
カキ漁師さんから聞くと、「一年子」と呼ばれる一年もののカキは身が小ぶりで栄養素が高く、おいしいのですって。目からうろこでした。
宮城県でのカキの歴史は古く、江戸時代末期までさかのぼります。以来、日本だけでなく、世界のカキ養殖の歴史を支えてきたといっても過言ではありません。1960年代後半には宮城の真カキがフランスに渡り、現地のカキ養殖を救った歴史もあります。
そして、平成23年、東日本大震災の時にはカキ養殖業にも甚大な被害が及びましたが、今度は自分たちが恩返しをする番だと、フランスの皆さんが支援をしてくださいました。感謝と人の優しさとつながりを感じながら、おいしく頂いています。
宮城とフランスの友情を感じながら、宮城のカキをぜひご賞味ください。

一年で殻をむけるカキが「一年子」と呼ばれている