ライブ会場等での酒類販売時の年齢確認やメタバース(仮想空間)イベントへの参加時等、エンターテインメント領域での活用シーンが広がっているマイナンバーカード。さらなる利活用シーンの拡大を図るため、デジタル庁はライブイベントにおけるチケット不正転売防止や業務効率化等に向けた実証実験を実施しています。

マイナンバーカードを活用したチケット購入等の流れ
ひも付けチケット 不正転売0件
近年、人気のコンサートや舞台、スポーツイベント等のチケットを業者や個人が買い占め、オークションやチケット転売サイト等で定価を大幅に上回る価格で販売する「高額転売」が問題となっています。
令和元年、「チケット不正転売禁止法」が施行され、不正転売に当たるチケットの高額転売等が禁止になりましたが、いまだに不正転売に該当するケースが確認されています。
より実効性の高い不正転売防止策を検討するため、デジタル庁は昨年からマイナンバーカードを活用した実証実験を実施。チケット購入時にマイナンバーカードをひも付けて本人確認を行うことで、複数アカウントによる大量購入や高額でのチケット不正転売を防ぐことが狙いです。