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安保、経済面の連携強化を確認~石破総理、マレーシア・インドネシアを歴訪~

石破茂総理は、1月9日から12日の日程で、東南アジアのマレーシアとインドネシアを訪問しました。多国間の国際会議を除くと初めての外遊となる今回の訪問で、石破総理はマレーシアのアンワル首相・インドネシアのプラボウォ大統領と会談。わが国が重視する法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現や、グローバル・サウスとの連携という観点から、両国と安全保障、経済安保の分野で一層緊密な関係を構築することの重要性を改めて確認しました。

4分野で一層の連携強化へ

幅広い分野で両国の協力を一層深めることで一致した石破茂総理(左)とマレーシアのアンワル首相(右)

今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国であるマレーシアを初めての2カ国外交の訪問地に選んだ石破総理は、「わが国の外交にとって、ASEANとの関係は極めて重要」と、今回の訪問の意義を強調。

アンワル首相との会談においては、両国の関係に関して、特に安全保障・経済・防災・人材育成の分野で協力を深めていくことで一致しました。

具体的には、安全保障分野では、外務次官級協議や外務・防衛戦略対話といった両国間の戦略的対話の急速な進展や海上自衛隊とマレーシア海軍の共同訓練開始を今後も一層促進することで一致。また、石破総理は、救助艇を含む警戒監視用機材の供与等、政府安全保障能力強化支援(OSA)を着実に進展させると述べ、それに対しアンワル首相から謝意が示されました。さらに、海上保安分野やサイバーセキュリティ分野における関係当局間の連携を引き続き推進していくことでも一致しました。

経済分野では、半導体、航空機部品といった重要な領域におけるサプライチェーンの強靱化やレアアース開発といった分野で協力していくことで一致。また、マレーシアからの今後の液化天然ガス(LNG)の安定供給や、二酸化炭素回収・貯留(CCS)等の、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)においても協力を一層強化していくことで一致しました。

防災分野、人材育成分野でも、両首脳は両国の大学間の交流、協力を後押ししていくことで一致しました。

さらに、両首脳は、FOIPや「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」の実現を通じ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化することの重要性を確認し、引き続き連携していくことでも一致しました。

貧困対策でわが国が貢献

安全保障等での関係強化で一致した石破茂総理(左)とインドネシアのプラボウォ大統領(右)

インドネシア訪問に当たり、石破総理は、・・・

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