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日本遺産 歴史を紡ぐ
よみがえる村上海賊の記憶

愛媛県今治市・広島県尾道市
平成28年度日本遺産認定

芸予諸島で最も大きい大三島からの絶景。島々の連なりが美しい

戦国時代、瀬戸内海を旅した宣教師ルイス・フロイスによって「日本最大の海賊」と記された村上海賊。普通、海賊といえば無法な略奪者をイメージしがちだが、村上海賊はというと、その実態は決して悪者ではありませんでした。安全な航海を保障するとともに、交易の秩序を支える重要な役割を果たしていました。現在は本州の尾道と四国の今治を西瀬戸自動車道(しまなみ海道)でつなぐ芸予(げいよ)諸島には、30カ所を数えるかつての海城(うみじろ)群を始めとして村上海賊の躍動した記憶が色濃く残っています。《写真提供・監修協力:村上海賊魅力発信推進協議会》

 

村上三家の連携で瀬戸内東西航路を掌握

現在の広島県と愛媛県の間で瀬戸内海を東西に分断するかのように、大小の島々が南北方向へ連なる芸予諸島。どの海峡も一見穏やかそうだが、潮の干満差が大きいため、流れは非常に速く、しかも複雑だ。古来、瀬戸内海航行の難所とされてきました。

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