
島尻安伊子衆院議員が視察した大宜味村の土砂崩れ現場
11月9日未明に沖縄本島北部で線状降水帯による集中豪雨が発生し、国頭村、東村、大宜味村では土砂崩れ等の被害が発生しました。沖縄県では初動の遅れから災害救助法の適用が受けられず、玉城デニー知事の資質が問われています。この問題について選挙区に3村が含まれる島尻安伊子衆院議員(写真)が寄稿しました。

集中豪雨への備えが不十分
被害があった国頭・東・大宜味の3村は沖縄本島でも最北部にあります。8日から線状降水帯が発生し、被害が予想されていました。沖縄では台風への備えというのは普段からなされていますが、こうした集中豪雨が長時間続くことへの備えが十分だったのかという疑問があります。3村から県庁がある那覇市までは100キロメートル近く離れており、本島南部では降雨がほとんど無かったことから、対応の遅れにつながった可能性を指摘する声もあります。
いずれにしても、県民の生命・財産を守り、危機管理に万全を尽くすことは知事の最大の責務です。内閣府防災では、こうした災害が起こる「恐れ」の段階から、ためらうことなく災害救助法の「4号基準」による適用を受けるよう、事前から自治体に対して周知徹底しているにも関わらず、そうした措置が取られなかったことは極めて問題だと思っています。