経済対策、予算編成へ結束を確認
両院議員懇談会の冒頭、衆院総選挙の結果について陳謝する石破茂総裁
特別国会の召集を前に両院議員懇談会が11月7日に開催され、石破茂総裁は衆院総選挙の結果について、「多くのわが党の同志の皆さま方の議席が失われる結果となり、誠に痛恨の極みだ」と陳謝しました。
今回の総選挙でわが党は191議席にとどまり、比較第一党は維持したものの、自民公明両党で過半数に届かない結果に終わりました。石破総裁は「私が総裁に就任し、『自民党に国民の声が届いていないところを改めよ』という期待もあったと思う。総裁就任後、足らぬところが多々あり、本当に深く反省し、おわびしなければならない」と述べた上で、「経済対策や物価高対策、能登半島で苦しむ方々への政策等、国政に停滞は許されない」として、党所属国会議員の結束を呼び掛けました。
森山裕幹事長は「結果を出せず、強く責任を感じている」とした上で、今後の政権運営について「各会派の意見に真摯に対応していく」として、「少数与党」として丁寧な国会対応に努力することを強調しました。
懇談会には約200人の党所属国会議員が出席し、総選挙の結果について総括を求める意見が相次ぎました。選挙戦終盤に非公認候補が代表を務める支部に対して、党本部から交付金が振り込まれた「2千万円」問題について、「党員党友、有権者の感覚とずれている。大きな敗因となった」と厳しく指摘する声が多くありました。