
全国各地で激戦が展開された衆院総選挙。NHKの出口調査の結果を逆転し、小選挙区で与党候補が勝利した選挙区は20に達しました。与党系が出口調査で有利に立ちながら逆転された選挙区は2だった。
NHKのサイトに公開されている出口調査の結果は、投票日当日の投票行動に基づいており、期日前投票の結果は反映されていません。
そのため、期日前投票で与党系が獲得したリードが逆転をもたらしたと言えます。逆転した20選挙区における期日前投票の投票率を調べると、半数以上の選挙区で、投票率が20%を超えていました。投票者全体に占める期日前投票の割合はほぼ全ての選挙区で30%を超え、4割以上が期日前に投票を済ませていた選挙区も、8つにのぼります。
今回、出口調査を逆転して勝利した選挙区の多くは、事前の情勢報道で有利を伝えられていました。日に日に強まる逆風に耐え抜き、勝利をつかむことができたのは、まさに期日前投票の徹底的な呼び掛けが原動力となりました。