小泉進次郎候補
総裁選に立候補した9人の候補者による所見発表演説会が9月12日に党本部8階ホールで行われました。
小泉進次郎候補候補は、党改革や規制改革等について演説し、出席した党所属国会議員に対して支持を呼び掛けました。
小泉候補による演説の要旨は以下の通り。
寛容で包容力ある保守政党に
私は2009年に初当選し、最初の3年間を野党として過ごした。2011年に東日本大震災、原発事故が発生した。野党議員として毎月現場に入り自分のできることを考え続けた。その後、どのような立場であっても、東北と福島の復興に取り組んできた。東北と福島の復興、地方、現場こそ私の原点だ。2012年、全国の党員、地方組織の力で自民党は与党に復帰した。今、そんな地方の皆さんが自民党に変わることを求めている。党が真に変わるには、改革を唱えるのではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことだ。時代の変化に取り残された日本の政治を変え、長年の課題に決着をつけたい。私はやるべき改革を断行する。総理になれば、できるだけ早期に衆院を解散し、国民の審判を仰ぐ。
1年以内に3つの改革を断行する。政治改革は政治資金の透明化に加え、自民党改革、国会改革を進める。2つ目は聖域なき規制改革。労働市場改革、ライドシェア、スタートアップ支援。国民の願いや希望を形にする真の国民政党に自民党を立て直す。3つ目は国民の生き方や働き方の変化に合わせて年収の壁の撤廃、労働時間規制の見直し、選択的夫婦別姓等、人生の選択肢の拡大を進める。
憲法改正については、立党以来の国民との約束を守るため、戦後初めての国民投票を実施したい。
目の前の課題にも迅速に対応する。直ちに物価高対策の検討を指示し、物価高の影響を緩和し、成長型経済への移行を後押しする。地方創生にも取り組み、インバウンド観光、農産品輸出、海業等、地域の特性を生かして、世界につながる成長を実現する
私は幼いころ、両親が離婚し、中学2年までそれを知らず、母親と思っていた人は叔母だった。弟がいると告げられたのもその時だ。大学生で初めて苗字の違う弟と会った。一瞬でそれまでの距離と空白が埋まった。それでも私を産んでくれた母に会う気にはなれなかった。変化が生まれたきっかけは私が子供を持つ親になったことだ。今年初めて母に会った。会って良かった。43年間会うことなく、苗字も違う。それでも家族は家族。そんな人生を歩んできたからこそ、国民の多様な人生に選択肢を広げる政治家として生きていく。
寛容で包容力ある保守政党・自民党を皆さんとつくっていきたい。最高のチームで国民の共感を取り戻し、次世代のための改革を断行し、新しい政治、新しい日本をつくろう。
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小泉 進次郎|候補者情報|総裁選挙2024