
党神奈川県連 広報本部広報局長 渡辺紀之 神奈川県議会議員
品名「高座扇 落語扇子」

扇子は、扇(あお)いで風を起こす道具の一つで、また、儀礼や芸能で用いられます。日本で発明されたとの説もあり、古くは扇(おうぎ)と呼ばれ、折りたたむことができます。
私は昔から趣味で嗜(たしな)んでいる落語、寄席等で噺(はなし)家さんが使う高座扇(こうざせん)を愛用しています。
噺の中では、「芝浜」でのチョイと一服、「時そば」等での箸、「野ざらし」での釣竿、「代書屋」等での筆、トントン等の効果音道具等、変幻自在に変身します。
尊敬する故立川談志師匠は「落語とは人間の業(ごう)の肯定である」と常々云(い)っておられ、その意味で客席と高座の世界を分ける「境」がこの扇子であると言えます。
今まさに、この「伝統を現代に!」の発想を取り入れ、「いい風」を吹かさねば。