改革派のイラン新大統領に各紙は歓迎姿勢 「イラン核合意」の実現は難しいとの見方も
イエメンの反政府武装組織「フーシ」が紅海、アデン湾を通航する船舶に対し、ミサイル、ドローン攻撃を仕掛けている。そのため、アジアやオセアニア諸国の船舶は、インド洋から欧州に向かう時、アフリカ大陸最南端の喜望峰を回り、大西洋に出ることを余儀なくされる。スエズ運河のない大航海時代への"先祖返り"だ。米国物流会社の情報によれば、今年6月現在、コンテナ船の95%がスエズ経由でなく喜望峰回りを選択しているという。
フーシは、サウジアラビアを中心とするイスラム教最大勢力のスンニ派でなく、イランを中心とするシーア派の系統である。現在レバノン南部に居座って国境線付近でイスラエルと交戦中の武装組織「ヒズボラ」もこの宗派だ。中東の不安定化は昨年10月、ガザ地区のスンニ派支配者「ハマス」のイスラエル襲撃によって引き起こされたものだが、その後はむしろ、シーア派武装勢力が中東地域混乱の元凶になっているようである。
フーシやヒズボラに、シーア派の盟主イランが軍事的にバックアップをしているようだ。公式には否定しているが...