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お知らせ「自由民主」先出し地方創生

自由民主1面コラム「幸響」
越智 俊之 広報本部新聞出版局次長

自由民主1面コラム「幸響」越智 俊之 広報本部新聞出版局次長

「価値」とは

地元の海沿いの町で数カ月前、飲食店と産直販売所が一体となった施設がリニューアルした。新鮮な海の幸を提供する施設ということで、私も非常に楽しみで早速昼食をいただきに伺った。私が注文したのは「刺身御膳」。白ご飯とあら汁、オクラの和え物と漬物少々、これに2種類の刺身が計6切れ入って、1700円であった。その日は大賑わいで、行列ができていた。ちなみに、その地域の中華料理屋さんのラーメンは400円である▼「価値」とは誰にとっても同じものではない。その飲食店は、施設の2階にあり、新鮮な海の幸を窓から望む海を感じながら食すことができる。地元の方々にとっては見慣れた光景でも、訪れる人々にとってはその景色や経験がワクワクし、食事も含めた価値に対しての価格設定だということだろう▼世の中にどのような価値を持つ人達がいるのか--過疎化が進む地域にとっては、広い視野で考えることが必要な選択肢の一つだと思う。今後もこの施設の展開を注視したい。

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