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対策方針 クマ類を指定管理鳥獣へ

対策方針 クマ類を指定管理鳥獣へ

サケをくわえているヒグマ=環境省提供

ヒグマの推定個体数はこの30年間で倍増する等、クマ類の分布は、四国を除き北海道・本州の広い地域で拡大傾向を示しています。昨年秋には秋田県・岩手県を中心に市街地や集落等、人の生活圏へのクマ類の出没が相次ぎ、人身被害が過去最多を記録する等、甚大な被害が発生しました。
環境省が設置したクマ類の専門家による検討会は2月8日、人とクマ類のすみ分けを図るべく、「クマ類による被害防止に向けた対策方針」を策定。クマ類による被害防止に向けた具体的な行動として、絶滅のおそれの高い四国の個体群を除くクマ類を指定管理鳥獣に指定する方針を示しました。指定管理鳥獣とは、環境大臣が定めた集中的かつ広域的に管理を図る必要がある鳥獣であり、すでにニホンジカ、イノシシが指定されています。

法令上の特例措置が適用

指定管理鳥獣の指定により、都道府県または国が捕獲等をする指定管理鳥獣捕獲等事業を実施することができることになり、同事業に伴う交付金を拡充していきます。
同事業を実施する都道府県は、捕獲等事業の内容を具体的にまとめた同事業実施計画を策定し、この計画に基づいて捕獲等事業を行います。
さらに同事業には、法令上の特例措置が設けられており、同事業実施計画に位置付けている場合は、捕獲の禁止のほか、捕獲した鳥獣の放置の禁止、夜間銃猟の禁止が適用されません。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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