お知らせ「自由民主」先出し地方創生イノベーション

自由民主1面コラム「幸響」
藤井 一博 広報本部新聞出版局次長

自由民主1面コラム「幸響」藤井 一博 広報本部新聞出版局次長

フロンティア精神✕地方力

30年におよぶデフレを乗り越え、日本の国際競争力を高めるための大きな転換点を迎えている。先日、再生医療についてお話を伺った。世界の医療に大きな変革をもたらすと期待されるこの分野において、iPS細胞の発見で先鞭(せんべん)をつけた日本には大きな可能性が託されている。同時に、これからの研究開発において日本が他国に後れを取るのではないかとの懸念も示されていた▼世界を揺るがす大発見が実用化に至るまでには、様々な試行錯誤を経ながら、多くの時間と資金が必要とされる。Valley of deathといわれる、我慢・忍耐の期間だ。チャレンジ精神に満ちたスタートアップを鼓舞するような、失敗しても立ち上がることが出来る社会風土づくり、国としての支援体制など、新産業を育むための覚悟が試されている▼再生医療分野に限らず、世界を牽引(けんいん)していく新産業分野を開拓すべき時がきた。そして、それらフロンティアの拠点は地方に分散させなければならない。特色ある新産業が津々浦々の地方で花開き日本全体に活力が漲(みなぎ)っていく、地方分散型社会の実現が日本再生の鍵であると思う。

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