今年の夏は記録的な高温が続き、コメの生育に影響が出ています。令和5年産米の農産物検査結果で、生育状況を示す等級のうち1等の比率が大きく低下しています。農林水産省では農業保険の特例措置適用等、生産者への支援を行っています。
コメの生育検査はふるい目にかけて、生産量全体に対して、米粒の大きさがどのくらい基準を満たしているかで等級分けされます。5年産米は高温・渇水の影響で1等の比率が少なく、3割以上前年を下回っている県もあります。
農林水産省では農業保険による支援として、ふるい目に残った白未熟粒といった被害粒も減収量に含める水稲共済の損害評価の特例措置を適用する方針。収入保険も令和6年加入者から気象災害特例を適用し、基準収入の8割まで補正します。
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