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自由民主1面コラム「幸響」
平井 卓也 広報本部長

自由民主1面コラム「幸響」平井 卓也 広報本部長

失われた40年にしない

今から約30年前、世界の時価総額ランキング上位50社のうち、実に32社が日本企業だった。では、現在はどうか。トヨタ1社だけがかろうじてランクインしているのが実態だ。いわゆる失われた30年である▼政府は、全国で都市や大学を巻き込み、起業家教育や起業家をサポートし、挑戦を加速させる「アクセラレータ機能」の抜本強化等を通じて、日本の潜在能力を開放するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略を進めている。また、東京ではグローバル・スタートアップ・キャンパス(GSUC)を目黒・渋谷に創設し、海外大学とも連携する予定だ▼岸田政権は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置付け、今後5年でスタートアップに対する投資額を10倍にし、ユニコーン企業を100社にするという大きな目標を立てた。30年前には存在しなかったGAFAMを筆頭にスタートアップが世界中で産業構造をも変えてしまったのは周知の事実である。失われた40年にしないためには、日本発のスタートアップ企業が世界に羽ばたけるかどうかにかかっている。

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