
約40年ぶりに学級編成の標準引き下げ
少人数学級の実現を求める内容の意見書は、地方議会で数多く取り上げられるテーマです。政府与党では令和3年の通常国会で義務教育標準法を改正し、約40年ぶりに学級編成の標準を一律で引き下げることを実現しました。
これまで小学校の学級編成は40人(小学校1年生は35人)となっていましたが、これを令和7年まで段階的に引き下げて、小学校の学級編成を35人とする内容です。
この改正について萩生田光一文部科学大臣(当時)は国会審議の中で、「35人の第一歩を踏み出すが、やはりそれは少人数学級にしたほうが子供たちの学びは良くなる、学校が楽しくなる、子どもたちが明るくなったという、多様な評価を皆さんでしていただいて、その成果を中学校、高校へとつなげていくことが必要であり、しっかりその方向に向かって努力をしていきたい」との考えを示しました。