お知らせ「自由民主」先出し医療

自由民主1面コラム「幸響」
友納 理緒 広報本部新聞出版局次長

自由民主1面コラム「幸響」友納 理緒 広報本部新聞出版局次長

訪問看護の推進のために

コロナ禍、自宅療養者の健康観察を行う上で訪問看護師が重要な役割を果たした。訪問看護とは、看護師が自宅に訪問し、対象となる方の疾病や障害に応じた看護を行うもので、訪問看護師は、日常的な医療措置のほか、日常生活全般への支援、療養生活の整備、他職種への橋渡し等を行い、在宅医療における中心的な役割を担う▼しかしながら、令和元年の厚生労働省の検討会において同7年度に12万人必要とされた訪問看護師が、同2年度末には5万1740人であり、自然増に任せているだけでは大幅に不足することが想定されている▼国は、第8次医療計画に、「需要が増大する訪問看護に従事する看護職員の確保対策を定める」こととし、政府の「骨太の方針2023」にも「訪問看護の推進」が記載された▼私たち看護職も、訪問看護を必要とする皆さまに適切な支援が行き渡るように、質の向上や業務効率化等の取り組みを進めている。全ての皆さまが病気を抱えながらも自分らしく地域で生活ができるよう、訪問看護へのより一層の理解をいただければ幸いである。

ご購読のお申し込みはこちら。