お知らせ「自由民主」先出し新しい資本主義環境エネルギー

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第26回
次世代のエネルギー「水素」

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第26回 次世代のエネルギー「水素」

富士スピードウェイでトヨタ自動車の豊田章男会長(左)から水素エンジン車について説明を受ける小渕優子衆院議員(左2人目)らわが党国会議員

液体水素エンジン車がレース初参戦

次世代のエネルギーとして水素が注目されています。電気を使って水から取り出すほかに、化石燃料やエタノール、メタノール、下水汚泥等、さまざまな資源から取り出すことができ、燃焼させて熱エネルギーとして利用しても、二酸化炭素(CO2)を排出しないことから、水素は日本にとって究極のエネルギーになる可能性があります。水素を燃料とする自動車の実用化に向けた開発も着実に進展しています。

過酷な環境下で完走し性能証明

5月に静岡県の富士スピードウェイで行われた24時間耐久レースに、トヨタ自動車が開発した液体水素を燃料とするエンジン車が初参戦し、完走しました。
従来の水素エンジンは気体燃料でしたが、水素は、マイナス235度で液体化すると気体時の800分の1の体積になるため、より多くの燃料を車両に搭載でき、航続距離も大幅に伸ばすことが可能です。液体水素は充填や貯蔵時にも超低温に保たなければならないため、今回、低温でも機能する燃料ポンプを開発。燃料タンクや配管を魔法瓶のような構造にして外気温を遮断することで、耐久レースの過酷な環境下でも、機能することを証明しました。
これまで燃料電池内で水素と酸素が化学反応し、発電したエネルギーを使う燃料電池車(FCV)の開発が進められてきました。水素エンジン車は従来のガソリン車と基本的な構造が同じで、既存の技術を活用し、FCVよりも安価に製造できる可能性があります。

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