平均寿命だけでなく健康寿命を延ばし、健康格差の縮小へ!
~「21世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次))」を策定~
国民全員が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会を実現するために、政府は国民の健康づくりに向けて、「健康日本21(第二次)」という国民健康づくり運動を展開してきました。令和6年度からの第三次では、これまでの目標の更新や新しい視点の追加等により、健康寿命を平均寿命の増加分よりも延ばすことを目指しています。
昭和・平成・令和と実施
政府は昭和53年度から第1次国民健康づくり、昭和63年度からはアクティブ80ヘルスプランとして第2次国民健康づくりを、そして平成12年度の第3次国民健康づくりから、現在の健康日本21として取り組みを進めてきました。
この健康日本21は、平成25年度からは第二次が実行され、今回、この第二次の見直しを行い、来年度から、健康日本21(第三次)が展開されることになりました。
今回の健康日本21(第三次)では、健康寿命(男性72.7年、女性75.4年)を、平均寿命(男性81.4年、女性87.5年)の増加分よりも延ばすことを目標に、各種目標値を設定しました。さらに、(1)女性の健康を明記、(2)自然に健康になれる環境づくり、(3)他計画や施策との連携も含む目標設定、(4)アクションプランの提示、(5)個人の健康情報の見える化・利活用について記載を具体化―これら5つの新たな視点を取り入れ、全ての国民が健やかで持続可能な社会の実現を目指すことにしました。
きめ細やかに目標を設定
今回の健康日本21(第三次)での主な目標値は下の表の通りとなります・・・
