棚田から生まれた縁起物で多様な農業が結ぶ願い込める

「わら細工 祝い結び」=宮崎県から

宮崎漆器 弁当箱2段大長・箸、箸置き=宮崎市から
宮崎市で行われたG7宮崎農業大臣会合では、多様なわが国の食料・農業の姿を各国に伝える品も開催自治体から贈られました。
宮崎県からは同県日之影町の棚田で育てた稲わらで制作された「わら細工 祝い結び」。わら細工は古くから神社のしめ縄や、生活用品として活用されてきました。祝い結びは、捻る方向の異なる2つの縄がしっかり結びついている様を表現した縁起物で、それぞれの国の立場や考えを超えて、一つに結びついていくことへの願いが込められています。
宮崎市からは昔ながらの伝統を継承する漆塗りの弁当箱。職人と障害のある作業者が、一点一点丁寧に心を込めて制作しました。日本人にとっての弁当は、作る人と食べる人のコミュニケーションやおもてなしの心を反映した日本の食文化。小さな箱に色鮮やかな食材を詰め込む「BENTO」は、日本らしさの象徴として、海外でも注目を集めています。