誰一人取り残さない
「誰一人取り残さない」というフレーズが重用されている。とても崇高な理念であり、多くの共感を得るものだ。わが党も2021年の政権公約に「誰一人取り残さない」教育の実現を掲げている▼このフレーズの起源は、2015年の国連総会。「誰一人取り残さない」を理念に国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための指針、いわゆるSDGsの採択である▼私の初出馬は2016年。その動機のひとつであり、私の政治信念となっているのが「誰一人取り残さない」社会の実現だ。決して国連の採択にあやかったわけではない。聴覚障がいのある息子を育てる中で、社会から取り残されている多くの子供達を目の当たりにしてきたからだ▼SDGsというワードが広く認知されたためあまり知られていないが、国連で採択された文書の正式名称は「Transforming Our World」だ。私は、今まで光の当たらなかった場所に光をあてる政治を徹底したい。そして、「誰一人取り残さない」社会を実現し、文字通り「われわれの世界を変革」したい。