ビルメンテナンス業界を幅広く支援
政治的課題の解決に努力する
毎年11月、ビルメンテナンス業のイメージアップのために開催される「ビルメンヒューマンフェア」の資機材展示会
昭和41年に設立された全国ビルメンテナンス協会(全国協会)は、ビルや建築物の快適な環境確保という社会的要請に応える団体で、内閣府認定の公益社団法人です。その事業を政治的側面から支援する全国ビルメンテナンス政治連盟(全政連)は、自民党のビルメンテナンス議員連盟(議連、会長・橋本聖子参院議員)と連携しながら、さまざまな課題の解決に努めています。
47都道府県協会の中核として活動
年間で約4兆円の売上高を誇るビルメンテナンス業界には全国に2万3千余の事業場があり、そこで事業を営む2822事業所が全国協会に加入しています(令和4年12月末現在)。ちなみに「ビルメンテナンス」とは、第二次大戦後のGHQ(連合国軍総司令部)が持ち込んだ米国流の清掃方式のことで、昭和40年代の大阪万博や札幌五輪等、国家レベルのイベント会場の清掃業務が業界を成長させる契機になったと言われています。
現在は各都道府県ごとに独立したビルメンテナンス協会があり、地域で異なる経営課題を解決するため、自治体との連絡・調整や従業員への教育研修活動等、独自の事業を展開しています。そのネットワークの中核である全国協会は、業界の全国的課題を解決するため議連や中央官庁との連絡調整、業界の社会的地位を向上させる活動、教育・訓練および資格取得事業等を実施しています。