「食」の未来、自由自在に
ボタン一つで自由自在に食品を成形できる「3Dフードプリンター」。現在、レストランや介護現場で実用化が進んでいます。技術を活用すれば、食品ロスの削減や、個人の健康状態や嗜好に合わせた食品を提供する等、「食」の未来を自由自在に描くことができます。
3Dフードプリンター「フーディーニ」。出力に要する時間は成形するデザインにもよるが、おおむね5分程度
ペースト状の食品を加工
東京・赤坂で3Dフードプリンターを実演、販売している合同会社ナチュラルマシーンズジャパン。同社が展開する3Dフードプリンターが「フーディーニ」です。
「フーディーニ」は大型のオーブン程度の大きさで、シリンダーに詰めたペースト状の食材を、大きさ0.8ミリから4ミリのノズルで「出力」。さまざまなデザインの食品を簡単に成形することができます。シリンダーは5つまで同時に使用でき、複数の食材を重ね合わせることもできます。
「フーディーニ」はスペインの高級レストランで実用化され、多彩なデザインで、食べる人を楽しませています。