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お知らせ「自由民主」先出し医療

昔の病気じゃない!
梅毒感染者が1万人を突破

昔の病気じゃない!梅毒感染者が1万人を突破

性感染症(梅毒)に関する正しい理解と予防を

梅毒の感染報告が増加しています。昭和42年に年間約1万1千人の感染報告がされて以降、減少してきました。しかし、平成23年頃から感染報告の数は再び増加傾向となり、令和4年は10月下旬の時点で1万件を超える感染が報告されています。梅毒と言うと過去の病気と思われがちですが、近年、急速に感染が拡大しています。梅毒について正しい理解と予防の徹底が必要です。

梅毒は治療しない限り、症状は進行を続ける

梅毒とは、梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる感染症で、主に性的接触により、口や性器等の粘膜や皮膚から感染します。また、一度治っても再感染することもあります。
梅毒に感染すると、痛みやかゆみのない発疹(ほっしん)が手のひらや体中に広がったり、性器や口の中に小豆から指先くらいの「しこり」ができたりすることがあります。さらに、これらの症状は一見治ったように見えても、治療しない限り感染力が残っているのが特徴で、治療をしないまま放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、時には死に至ることもあります。

妊娠中の梅毒感染は特に危険

妊娠中に梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通じて胎児も感染し、死産や早産になったり、生まれてくる子供の神経や骨などに異常が生じたり、先天的に梅毒に感染していることがあります。生まれた時にこのような症状がなくても、遅れて症状が出ることもあります。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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