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国葬儀という形が適切

参院議院運営委員会で答弁する岸田文雄総理

閉会中審査で岸田総理が実施理由等を説明

安倍晋三元総理の国葬儀を巡り、衆参両院の議院運営委員会は9月8日、岸田文雄総理が出席して閉会中審査を行った。その中で岸田総理は与野党議員の質問に答え、「国葬儀という形が適切だ」との考えを強調した。国葬儀の実施理由や法的根拠を問う質問に対する、岸田総理の答弁内容はおおむね次の通り。

Question
国葬儀の実施理由は?
Answer
海外からの日本国民全体に対する哀悼の意に国の儀式で応える必要がある。
出席委員が国葬儀の実施理由を質したのに対し、岸田総理はその理由として(1)憲政史上最長8年8カ月の総理在任期間(2)さまざまな分野での大きな実績(日本経済の再生、日米関係を基軸とした外交の展開、東日本大震災からの復興等)(3)各国で国全体を巻き込んでの敬意と弔意が表明されている(4)民主主義の根幹である選挙運動中での非業の死―の4点を改めて列挙。特に約260の国・地域・機関から寄せられた1700以上の弔意メッセージについては「その多くが日本国民全体に対する哀悼の意を表する趣旨である」として、「葬儀を国の儀式として実施することで、日本国として海外からの多くの敬意や弔意に礼節をもって応える必要がある」と強調した。岸田総理は国葬儀の機会に来日する各国要人と集中的に会談を行い、「安倍元総理が培った外交的遺産をわが国として受け継ぎ発展させる意思を内外に示す」との考えだ。国として葬儀を行うことで安倍元総理を追悼するとともに、「わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示していく」とも述べた。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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